公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

みんなで本を読むことにした④

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↑前回までのお話はこちら↑


読書会参加レポート最終回。


趣味において、何を好むかで優劣は決まらない。


自分の好きなものを馬鹿にされるといい気分はしないだろうが、
いちいち突っかかってくるやつは無駄に吠えている犬のようなもので、
ビビっていて自信がないのだ。


それでいて臆病なことを感づかれたくないので、大きな声を出して
自分を大きく見せたいだけなのだ。


ぼくは自分のファッションについては哲学やこだわりが確立されてきているし、
まだまだ成長の余地ありと見ているので自信をもって楽しんでいるが、
読書に関してはまだまだ消化しきれていない部分が多く、揺らぐこともあり、
それが読書会の場で一歩前に出られなかった原因のように思う。


どんな分野においても、自分より上の人はいるものである。


自信があれば、人は人・自分は自分と気にせずに我が道を行くことができるし、
順位に固執せず自分なりの到達点を楽しむことができるものだ。


なまじ自信がないと比べてしまって落ち込んだり、劣等感を抱いたりするものだが、
読書やファッションなど感性の部分も大きい分野に関しては、
自分の感じたことは自分だけの尊いものなので、他人と比べる必要はないと思う。
(同じものを見ても、同じ感想に至るとは限らないので)


あとはまあ、課題図書を最後まで読んでいなかったのは確実に問題ではある。


趣味に上下も優劣もないし、読書に関しても大量に読んだとかマニアックな本を知っているから
偉いというわけではない。


ブログで他人の服装について文句を言うこともあるが、あれはこだわりもなくボーっと生きている人間に
苦言を呈しているだけだし、ぼくは過去そういった人間に着こなしをけなされてきて嫌な思いをしたので、
上下や優劣をつけているわけではない。(と思う)


今回参加したことで久々に読書熱に火が点いたので、次回も参加申し込みをした。


人の感想を聞くのは他人の視点を知ることができて面白いし、
今やSNSで自分と近い感想を持った人間を簡単に見つけることができるので、
作品を見て自分がどう思ったかを言語化することもなく、頭を使わずに
簡単に入手することができる。


感想を言語化してアウトプットすることは理解を深めることにもなるし、
何か新しい自分が発見できそうな気もする。


次回の課題図書についても、おすすめの出版社(訳者)を教えてもらい、
ちょろっと立ち読みをしてきたが何とか読めそうではある。


同じ海外文学でも国や作者の生い立ちが違うと、
作品のまとっている空気感みたいなものは明らかに違ってくる。


今回のサン・デクデュペリであれば、なんかこの人いいとこの
ボンボンなんだろうなというのは伝わってきた。


次回の課題図書はオスカー・ワイルドの【ドリアン・グレイの肖像】である。


おすすめの本に一家言あるという人、ぜひ教えてってほしい。