公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

美魔女とかいう言葉を考えたやつを魔女裁判にかけたい

ネットサーフィンをしていると、頭も股も弛そうな女性に向けた、
偏差値の低い内容がペラペラのコラムを発見することがある。


ぼくは定期的にそういった読み物を見つけて中身にイライラするクセがあり、
どうにもやめることができない。


ためになる内容だったことなど一度もなく、今後も何も学ぶことはないであろうコラムである。


肥溜めのにおいを嗅いで臭いと文句を言うようなもので、イラつくと分かり切っているのに
読んでしまうのは怖いもの見たさ・臭いもの嗅ぎたさの性なのだろうか。


今回見つけた記事には
【倍以上男子】
なるものについて書かれていた。


何でも、ハタチそこらの女子大生の間で、自分より年齢が倍以上ある男性がモテていると言うのだ。


まずブームにはなってないだろうし、非常にいい加減であり、
世の中のおっさんに妙な期待を持たせる罪深い記事である。


そういう人らの求めるおっさんは金を持っていて、真田広之みたいなルックスをしている人のことであり、
世の中の大多数である桜金蔵みたいなおっさんでは決してない。


ただまあ本題はそこではない。


コラムの締めにはこんなことが書かれていた。


『いかがでしたか。
倍以上男子(男子と形容していいのかは謎ですが…。)と
付き合うメリットがたくさん出てきましたね。』


まず、こういうしょうもないコラムの締めが必ず『いかがでしたか』で始まっているのは
非常に違和感があるが、それは今回置いておく。


ぼくは今まで500億回くらい、いい年をした人間が『男子・女子』を自称するのは
気持ちが悪いからやめろと主張をしてきた。


だが、小市民のぼくの主張などお構いなしに、世の中には男子女子が溢れている。


締めを書いた人のように、男子・女子の乱用に疑問を持っている人は他にもいるようだ。


しかし、おそらくこのコラムの筆者は、おばちゃんが『女子』と名乗ることに関しては
完全に棚に上げていると思われる。


ハタチの女子大生から見た倍以上男子は40代だが、世間には【アラフォー女子】などという
糞を煮詰めたかのようなおぞましい呼称が存在する。


ぼくはこういう毒にも薬にもならないコラムをいくつも見てきているので分かるが、仮に
『オトナ女子が年下男子からモテる理由とは☆』
みたいな根拠も何もない頭の沸いた無責任な内容があったとする。(実際によくある)


そんなコラムの締めに『女子と形容していいのか微妙ですが…。』
といったことが書かれていたことは一度もないし、おそらくどこにも存在しないだろう。


なぜかと言うに、おばさんにおばさんと言うと怒るが、おっさんにおっさんと言っても
怒ることはないのだ。


そもそも、倍以上男子が男子と呼ぶにふさわしくないことを
わざわざ言う必要はないのだ。


記事を書いた当人としても、若い男性におばさんがモテるわけがないのは分かり切っているが、
本当のことを書くと怒られるし、男性に比べて女性の方がお金を使ってくれるので、
提灯記事を量産するメリットはあるのだろう。


『時間は戻ってこないので、慎ましく分相応に生活しましょう』などとメルヘンの欠片もない主張が
流布された日には、旧石器時代に女子だったみなさんが発狂してしまう。


ここはいっそのこと、おっさんもおっさん扱いされることにいちいち目くじらを立てて
デリケートになってしまえば、加齢臭的な諸々のにおいもケアするようになるだろうし、いいと思うのだ。


いかがでしたか?
時間は誰にでも平等にあるのだから、妄想に走って過ぎ去ったものを見苦しく求めるのではなく、
堅実に自分の立ち位置を把握して有意義な時間の使い方をしたいですよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。