ぼくには困った癖があり、女性向けwebサイトが書いた
偏差値の低い内容のコラムを見てイライラするというものだ。
敢えて探しに行っているわけではなく、yahooなどのポータルサイトに上がっているものから、
タイトルが香ばしいものを厳選して見ている。
わざわざ本丸にまで乗り込んで文句を言うのは、
自分からうんこを嗅ぎに行ってクサいとクレームをつけるようなものなので、自重している。
以前はコラムの内容に対して、いい年をした人間が男子・女子を名乗るのはみっともないのでやめようということと、
おっさんもおばさんも若い子にモテるわけはないのだが、おばさんに本当のことを言うと怒るので気を付けようという文句をつけた。
今回イライラしたコラムのテーマは、
【男子がカフェデートを嫌う理由5選】だ。
20代男性30人にカフェを嫌いな理由を聞いたらしいのだが、
『あなたはカフェが好きですか嫌いですか』という質問ではなく、
『あなたが思うカフェの嫌いなところを教えてください』という結論ありきの質問をしたであろう、
邪悪さと憎悪と偏見に満ち溢れた内容だった。
コラムの執筆者も、
『男子はみんなカフェが大嫌いだとのこと』という、偏った層の事例を一般化して『みんな』とする
頭の悪さが濃縮されたような煽りをしていた。
カフェに対する好き嫌いがあるだろうから、男性から募った意見自体は特に言及すべきところはない。
ただ、『食べるものがない』という意見にはちょっと同意で、【カフェごはん】とかいう
葉っぱをちぎって乗せただけのサラダや、大豆を肉っぽくした唐揚げが出てくるのはぼくも嫌だ。
前置きが長くなったが、言いたいことはこれからだ。
男性の『居心地が悪い』とか『高すぎる』という意見に対して、
『カフェとは雰囲気込みで楽しむもの』とコラムの筆者は述べていた。
ぼくは喫茶店やコーヒー屋さん(カフェという言い方はなんか鼻につくので嫌い)はよく行くのだが、
店内がそこそこ広く人が多かったり、みんなで会話を楽しんだりという、
それこそ【カフェごはん】を売りにしているようなお店には出入りしない。
賑やかな店が嫌いなわけではないが、コーヒーとおやつを静かな空間で楽しむようなお店を日々開拓している。
そういうお店はコーヒーが美味しくて雰囲気がよく、空間にもこだわっているのでオシャレであるが、それゆえに評判が良いため
人間としてのレベルが低い客が来店するときもある。
男性同士であまり喫茶店には来ないようなので、そういった客は大体女性グループかカップルが多い。
アホは2~4人のグループで来て、静寂を破るかのようにデカい声で話をし、
シャッター音を何度も響かせながら写真を撮る。
『雰囲気込みでカフェは楽しむもの』と言うが、
雰囲気を壊しているのは他でもないお前らだ、ブラジャーの肩紐のところ一生痒くなっとけアバズレ共。
ぼくのよく行くお店は静かで座席が少なく、一人客も多いところなのだが、
後から女性グループが来店するとがっかりする。
お前らが入ってくるまで明らかに静かだったのが分からんか?
うるさいかもしれないという思考になぜ至らんのか不思議でしょうがない。
耳が悪いから骨伝導で音を拾っているのだろうか。
周りに気を配れないデリカシーのない間抜けだから、
会話の内容もアホ丸出しで、一応の辻褄は合っている。
喋りたければ場所と声のボリュームを考えるべきだし、写真を撮りたいだけなら最低限にしろ
というか撮影していいか店の人に聞け。
カフェは雰囲気を楽しむというのが分かっているのなら、そのお店が持っている雰囲気を壊すものではない。
ここはお前の家ではないのだから、100%お前の自由に振る舞っていい空間ではない、周りのこともちゃんと考えろ。
コラムの筆者が言ったように、男性がみんなカフェデートを嫌いであれば
アホと空間を共有することも減って助かるのだが。
しょうもないコラムを見て過剰にイライラするのはよくないが、いろいろ想像を巡らすことは
悪くないし、感じたことを言葉なり文章なりにまとめるのは自分の発見になるので必要だ。
ただ、他人の行動にいちいち憤っているのは疲れるし、生きづらい。
かと言って周囲に気を配れない間抜けどもを許容することもできないので、
うまい具合に健康な心理状態を保てないものかなと思っている。
もしかしたらイライラしているのがぼくにとって健康な状態かもしれず、
キリスト教だか何だかの七つの大罪にそんなのがあった気がする。