公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

これから読みたいと思って積んである本

今週のお題「読みたい本」

よっぽど予算がない限り気になった本は買うことにしている。
本が気になったときの自分の感性を大事にしたいので、その本を手に取ることで当時の気持ちを思い出せたり思い出せなかったりする。
また、食べ物にも食べ合わせがあるように本にも読み合わせみたいなものがあるはずだ。
これの後に前買っといたあれ読むとテーマ的に繋がって気持ちいいかもしれん、ということが割とあったりするので、積んでおくのは決して無駄ではない。
すぐに読むものと買った順番に読むまで寝かしてあるものなどが下記以外にもたくさんあるが、とりあえず特に楽しみにしているものをピックアップしてみた。

デビルマン (1-5)

有名な作品って、読んだことはなくても人生の中で多少なりともそのエッセンスに触れる機会があると思う。
この作品の場合はSMAP×SMAPで草彅くんが演じていたデビルマンのコントの印象が強い。
永井先生の作品は読んだことがなく、マジンガーZゲッターロボ鋼鉄ジーグスパロボの知識しかないので、巻数も少ないしこのへんからいくかなとなった。
たぶんこれは6月中に読むと思う。

七夕の国 (1-4)

寄生獣』の岩明先生の作品。
表紙の感じを見るに何となく寄生獣っぽさを感じたので買った。
デビルマンと違って予備知識は何一つないので、どんな作品かは知らない。
ただ、よく考えたらデビルマンって寄生獣の元ネタみたいなもんだよなと思う。

子供は分かってあげない (上・下)

なんか昔に誰かから勧められて名前だけは覚えていた。
ぼくは週刊少年ジャンプが好きなので自然とジャンプ系の漫画を読むことが多いのだが、最近は意識してそれ以外の作品も読むようにしている。
人が殴り合ったり死んだりする以外の世界にもたまには触れないといけないが、この作品に対する事前情報はないのでもしかしたら人死にが出るかもしれない。

ゾンビパウダー (1-4)

久保帯人先生がBLEACHの前に連載していた作品。
何度か買おうと思って、でもまあBLEACHだけで十分かと思ってその都度やめていた。
最近またBLEACHを読み返して、千年血戦編の2シーズン目も始まるしちょっと今度こそいっとくかとなって購入に至る。
内容はよく知らないけど久保先生が好きならまあいけるだろう。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版]

1993年に発行された同人誌を復刻させたもの。
責任編集は庵野秀明監督で、庵野監督とその周りのクリエイターたちが逆シャアについて語るという内容になっているらしい。
当時のオリジナルにはかなりのプレミアがついているとかなんとか。
たぶんだけど、商業出版じゃなくて同人誌なのでボロクソ言っている人もいると思う。
逆シャアは評価の高い作品なので肯定的な意見が多いのだが、否定的な人の話も聞いてみたい。

江戸の岡場所 非合法〈隠売女〉の世界

江戸幕府が公認している遊郭である「吉原」に対して、非合法の私娼窟が集まったのが「岡場所」
時代劇を読んでいると割と出てくる言葉ではあるけど、実情がどんなものかは知らなかったので買った。
江戸期の文化や生活慣習には興味があるのでこういう本は読むようにしている。
今回紹介した本の中では発売日がいちばん新しいものになる。
出版社は栞がオシャレなことでもお馴染み星海社新書だ。

半七捕物長 (1-6)

作家の町田康さんが『私の文学史』で紹介していたので購入した。
シャーロック・ホームズシリーズを読んで作者はこの作品を思いついたらしい。
かなり以前に鬼平犯科帳を読んで以来の長編時代劇になるので楽しみだ。
流れ的に岡場所の本の後に読むと思う。

幻想の未来

半七捕物帳と同じく、町田さんの本で紹介されていたので買った。
町田さんが中学生の時に読んで「とんでもない小説だ」と衝撃を受けたらしい。
「人類の滅亡の力ずくの肯定」が描かれているとのこと。
ぼくは町田さんではないので町田さんが「とんでもない」と感じたこととおんなじことを感じることはできないだろうから、どんな感想に至るだろうか。
筒井先生の作品も読んだことがなかったのでちょうどよかった。

恋文・私の叔父さん

こちらの作者さんの『戻り川心中』がものすごく心に響いたので、次はどれにしようかと探していたときに見つけた。
戻り川心中と違ってミステリーではないみたいだけど、どんな世界を展開してくれるのか楽しみだ。

姫君を喰う話

谷崎潤一郎三島由紀夫が好きな人におすすめとの話をどこかで聞いて購入した。
それらの作者名が挙げられていることや表紙の雰囲気からして耽美的な内容になるのだろうか。
正直、タイトルでネタバレを喰らっているようなものだけどあまり気にしないことにする。

そして誰もいなくなった

さっきのデビルマンもそうだけど、これくらいの有名作品になるとその作品に影響を受けたものやパロディーがたくさん生み出されているし、内容についてもおぼろげに把握していたりする。
本作についてもなんとなく結末は知っているのだが何とか忘れることにする。
ハヤカワ文庫から表紙デザインと翻訳を一新した新版が出ているが、旧版(リンクを貼ってあるやつ)のほうが好みのデザインなのでそちらを購入した。

漱石書簡集

これを読んで面白かったから森見登美彦さんは『恋文の技術』を執筆しようと思った、と本人が語っていたので購入。
夏目漱石の作品も久しぶりだ。
パラっとめくってみたが旧仮名遣いの箇所も多かったのでちょっと時間がかかりそうではある。

幸福な王子/柘榴の家

『ドリアン・グレイの肖像』は好きな作品のひとつなので、いつかこれも読みたいと思っていた。
話については幼少期に読んだ絵本の内容で知っている。
以前、VTuberの壱百満天原サロメ嬢が「幸福な王子は本当に幸福だったのか」というテーマで同僚と盛り上がったという話をしていた。
絵本で読んだときはたぶん幸せだったんだろうという感想だったが、今の自分がどう感じるのか楽しみにしている。


mezashiquick.hatenablog.jp