多様性だのLGBTだのジェンダー平等だの言われてるけど、男女逆なら確実に問題になるようなことが見逃されてるよなあって出来事がある。
最近は、とにかくババアの欲望って気持ち悪いなと思うことがあったので書く。
先日、タレントの熱愛報道が立て続けにあった。
新山千春のほうが40代女性と20代男性、伊藤沙莉のほうは20代女性と40代男性という年の離れたカップルである。
こういう年の差恋愛の話になると、叩かれがちなのは男性が年上のパターンだ。
やれロリコンだの気持ち悪いだの、何十年も前から変わり映えのしない罵倒の言葉がSNSやヤフコメには並んでいた。
ロリコンってのは毛も生えてないような幼女に欲情するやつのことであって、成人に好意を持つことの何がロリコンなのか理解に苦しむ。
ネットは匿名だし決めつけるのはよくないけど、こういう嫉妬丸出しのコメントをするやつは大体おばさんだろう。
娘が連れてきたら気分悪いとかいうコメントもあったが、娘を盾にして自分の嫌悪感を正当化するな。
で、こういうおばさんは新山千春のように女性が年上だと、ショタコンだの何だのと罵倒はしないばかりか賞賛の呼吸に入るのだ。
年下男性に魅力が伝わるなんてすごいだの、いつまでも綺麗で羨ましいだの、おばさんの願望を反映した言葉が続く。
この場合は若い子をたぶらかしている悪い女とはならないわけだ。
ドラマとか漫画のフィクションの世界にもおばさんたちのロリコン理論は適用される。
年上の男性が年下の女性と恋愛する作品は「モテない男の都合のいい欲望」なんて言われがちだ。
ところが世の中には、社会人の女性が高校生男子を養う漫画なんかもある。
なんだったら、年上の上司に迫られる新入社員の漫画もある。
年の差婚を叩いている女性と、年の差恋愛物語を好む女性が同一層であるかは分からない。
だけど、女性にだって年下男性に魅力を認めてもらいたいとか、年上男性と恋愛をしたいとかの需要があるのは確かだろう。
もしも男性の年下婚を叩きつつ、女性の年下婚を称賛してるやつがいたら気色悪いババアだなと思うけど。
結局、自分たちに目を向けてもらえないから、若い子にうつつを抜かす男性に「ロリコン」とレッテルを貼って罵倒するしか心の平静を保てないのだ。
自分らだって若いときにはちやほやされてたことをすっかり忘れている。
おばさんたちが若いときに男性が寄ってきていたのは、自分に魅力があるとか何らかの優れた属性があるとかではない。
ただ単に「若い」からだ。
聡明な女性は自分が若いからちやほやされていることに気付き、割り切って振舞ったり自分なりの武器を磨いたりするものだが、気付くことができないといつまでも過去の栄光にすがりつくモンスターが誕生する。
振り向いてくれない男性をロリコンだの草食系だのって、自分に魅力がないことから目を背けたい人には本当に都合のいい言葉だと思う。
年を重ねたのなら重ねたなりのアドバンテージがありそうなものなのに、若い子に嫉妬して若作りしてみっともない。
この記事もそうだ。
都合のいいときだけペタジーニ夫妻を挙げるな。
ペタジーニはお前らババアの心を慰めるために友達の母親と結婚したわけじゃねえ。
じゃあ男性が年上のときも前田利家や加藤茶の例を出せよ。
このケースも男女逆だったらどうなるかは言うまでもない。
あとアラフォーは「女子」じゃないから、いい加減現実を見ろ。
勘違いしてほしくないのだが、叩くなと言っているわけでも、叩くんなら男女に差をつけるなと言いたいわけでもない。
（本当は叩くなと言いたいけど、歪んだ嫉妬とは言え他人の嫌悪感に蓋をするのは無理だろうから）
男性の年下婚を罵倒しても問題ないだろうと思っているその空気が腹立つのだ。
年齢が離れてることの何が気に食わないのか全く分からん。
男女平等の理念はいいとしても、それを訴えている人が大抵うさんくさいのも言動にバイアスがかかっているのではと思ってしまうからだ。
男→女からの加害には敏感に反応するけど、女→男からの加害に対する鈍感さには目を逸らしてるとしか考えられん。
とはいえ、新山千春のように女性が年上でも賞賛の意見が全てというわけではなかった。
多かったのは「娘がいるくせに若い子に夢中になるなんてみっともない」という類の意見だった。
娘も大きかろうに、いつまでも母親であることを求められるなんて息苦しいなと思う。
まあこんなのも嫉妬にまみれたおばさんの地の底からの恨み言だとせせら笑っておけばいい。
男性が年上だと金と権力の匂いがしそうというのも分かるけど、おばさんたちって金と権力好きじゃん。
婚活で「尊敬できる相手がいいです」とかいう女性が相手に求めてる尊敬できる要素って、そういう俗物的なものじゃん。
どこぞの映画監督みたいに、キャスティング権持ってるやつが権力を笠に着て強制的にとかいうケースでない限りほっとけばいいのに。
