公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

君たちうるさいよ

この世にはいろいろな対立がある。
若者と老人、貧しい者と富める者、国や人種同士の諍い、スポーツチームのファン同士の対立などなど。
そして、一番分かりやすく身近な対立が男と女であろう。


有象無象のwebメディアの中でも質の低いものがある。
適当なクラウドソーシングサイトでこたつ記事ライターを雇い、質が低くてもとにかく数を打ってバズったもん勝ちというようなやつだ。
これが女性向けのwebメディアになると、どんなテーマであっても大体は似たような内容になる。
女性を貶すような内容はもちろんダメ。
男性を貶すだけではパンチに欠ける。
最も受けがいいのは、女性を持ち上げ男性を貶す内容だ。
男性向けのメディアで女性を貶せば大問題になるが、逆はまだまだ甘めに見逃されている。


magazine.gow.asia

これはとにかく男性をボロクソに言うタイプの記事だ。
さぞかし己にコンプレックスがあり、どこぞの男性に量産型認定されて腹に据えかねているのだろう。
まあこういうやつはただの繊細チンピラなので、自分が被害者になった際には過剰に騒ぎ立てるものの、加害者になることに対しては無頓着なのだ。
自分が量産型呼ばわりされて嫌な思いをしたから他人には同じことを言わないようにしようとは思わず、どんどん他人を攻撃していくタイプである。
だってこのライターさん、誰かにアンケートを取ったわけでもなく己の主観のみで記事を書き綴っているのだ。


というか、男性の立場から言わせてもらえばこの記事で言っているようなことは女性にこそ当てはまると思うのだがどうだろうか。
やれ好きな人や彼氏や旦那のファッションがダサいっていっつも言ってるじゃん。
ほんで、女の人ってみんな同じような恰好してるじゃん。
『自分は量産型のくせに他人のファッションチェックにうるさい』って君らのことじゃん。

www.tokyo-sports.co.jp

藤田ニコルも言ってたよ、「世の中歩いてる人同じような格好してるじゃん。」って。
(性別を限定して言っているわけではないけど)
若い女性のみんなミニスカやショーパンでロングの厚底ブーツ履いてすだれみたいな前髪してるのに、それで自分は量産型じゃないって無理がある。
絶対周りに流されてるでしょそれ、って格好で歩いてる女性(男性も)いっぱいいるもの。
多分さ、君らが量産型認定してる男性だって、それなりのこだわりがあってやってると思うよ。
コンプレックスの裏返しで他人のファッションをけなすやつって確かにいるけど、それは男性だけにはあてはまらんよ。


結局、女性の思考の下地には『男性よりも女性のほうがファッションセンスに優れている』っていうのがある気がする。
センスに優れた女性が男性に文句を言うのはいいけど、逆は許さんみたいな。
女性がファッションセンスに優れていると言うよりは、『男性に比べてファッションに対する興味が高い』のほうが適切ではないだろうか。
興味が高いが故に服を買うけれど、決してオシャレではない上に自分で考えることができないため、結果として量産型の女性がたくさん誕生することになるみたいな感じだ。


まあファッションに文句をつけられて腹が立つのは分かる。
大体、面と向かって相手の外見を貶すやつはただ傷つけたいだけの悪意の塊みたいなやつなので、そんな意見は適当に流しておくに限る。
しかし、ぼくよりもたくさんのファッションサンプルを見てきたであろう藤田ニコルですら「同じような恰好してる」なんて思うってことは、世の中のファッション感度が高いつもりの人はよっぽど右ならえの服装をしているのだろう。
(ファッション感度が低い人はそもそも洋服に対する興味が薄いため、量産型とか以前の問題だ。)
ニコルよく言ってくれた!って思っている。
量産型からの感想を封殺するつもりはないしそんなことは不可能だけど、自分で選んでるつもりになってるって本当に愚か。