公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

できちゃった婚をするために必要なもの

先日、16歳の女性モデルと17歳の男性で構成されるカップルが結婚・妊娠を発表して話題になっていた。
そのへん疎いんであれだけど、この人らは有名な人なのだろうか?
明るいニュースではあるかもしれんが、そんなに大々的に取り上げることかなと思ってしまった。
喧々諤々となるトピックだと分かっていて、こんな小物のニュースを大きく取り上げているのだと感じた。
なんか、メディアの「ほら、餌だぞ」みたいな姿勢が見えて冷めている。
その餌にまんまと引っかかってブログにしているので、完全に思うつぼである。


若くしてできちゃった婚を発表すると、まあとりあえず叩かれがちである。
子供が子供を産むなとか、ちゃんと育てられるのかとか、少なくともネット上では好意的な意見は少ないように思う。
ぼくもでき婚に関してはどちらかと言えば否定的だ。
悪いことではもちろんないが、いくらなんでも若すぎる。
例えば、お互いに結婚できる準備ができているけどいまいちきっかけに踏み切れなくて、そんな時に妊娠が発覚して結婚しようかというのなら分かる。
でも、若ければ若いほど、どうしても無計画でなし崩し的に結婚したというイメージが拭えない。
ぼくの身内もでき婚をしており、ちょっとわちゃわちゃしていたので、やっぱりあんまりイメージはよくない。
人生なんて計画通りにいかないし、子供を授かれるかどうかも分からない夫婦だっている。
ここまでの要件を満たせばでき婚OKなんて明確に決められるものではない。
ただ、このカップルに関しては交際1年にも関わらず、女性は妊娠8ヵ月とのこと。
ということは割と早期からダイレクトかつアグレッシブにセックスをしていたのだろう。
彼らが避妊の仕方を知らなかった可能性もあるが。


否定的な意見の多いネットにおいて、賛成している人もいる。
この人らは、もしも自分の身内が同じ状況になった場合、手放しで祝福できるのだろうか。
男性の方が発表したコメントを見る限り、批判も承知の上だということは理解しているようだった。
他人には分からない、彼女や家族との様々なやりとりや本人の葛藤もあったことだろう。
自分らで決めたことだからと言って、文句を言うなとか弱音を吐くなとは思わない。
親だって人間なんだし、若いということと初めての出産・子育てで覚悟も定まってないだろう。
子供を育てたことがないので分からないが、いきなり親になれるものではなく、徐々に親としての自覚が芽生えてくるものだと思う。
若かろうが年齢を重ねていようが、子育てはしんどいに違いない。
しかし、若さ故の勢いとは危うくも眩しい。
「やればできる」ということを身をもって証明してくれた。


でき婚業界も【できちゃった婚】という言葉のイメージが悪いのは承知しているようで、【授かり婚】【Wハッピー婚】などと偏差値の低いネーミングを普及させようとしている。
同時期に妊娠を発表した北川景子に比べて、10代カップルに対する風当たりがものすごい。
北川景子・DAIGO夫婦は既に結婚しているし、いい大人だし、彼らと状況が違うので比較はできないが、好感度の違いっぷりに泣いた。
きちんと考えて結婚をしても早々に離婚するかもしれないし、できちゃった婚でも死が二人を別つまで添い遂げるかもしれない。
慎重になりすぎた挙句、未婚のままで後悔している…というのもそれはそれでしんどい。
10代カップルが早々に離婚し、嫁がSNSyoutubeに子供を登場させ、数年後にはバラエティ番組で別れた旦那の悪口を言うような人生になりませんように。