テレビがまたアホなことを言い出した。
何でも、かわいいおじさんがブームなんだそうだ。
【シン・おじさんブーム】ってエヴァっぽくしているのも腹が立つ。
紹介した記事によれば冷めた意見が多いようなので言うまでもないかもしれないが、おじさんはこんな与太話を真に受けてはいけない。
はっきり言ってこんなのはおじさんを馬鹿にしているだけだ。
ちなみにこちらが言い出しっぺのフジテレビの記事である。
めざましテレビなんて朝の脳死した頭で見るメディアなので、まともな情報を期待してはいけない。
渡辺渚アナのおっぱいくらいしか見どころがないと思う。
こんなのは結局、真に受けたおじさんを馬鹿にしたいだけのものだ。
「つ・い・に！」じゃねえわ。
おじさんがブームを待ち望んでいたみたいに言うな。
ついに！の裏には、「みんなに邪険にされてるおじさんの皆様お待たせしました！ようやくですよ！」的な嘲りを感じる。
仮にかわいいおじさんが大ブームになったとして、うわあいつら真に受けてるよ的な流れになるに決まっているのだ。
どっかの週刊誌が【かわいいおじさんブームの裏で”勘違いぶりっ子おじさん”が登場！？】みたいな記事を書くことは間違いない。
SNSやヤフコメで「勘違いしないように！」などと知ったようなことを言う間抜けが湧いてくのも腹が立つ。
残念ながら真に受けてしまうおじさんはいると思うし、それが巡り巡って前回書いたようなチンポ騎士団を生み出してしまうのだ。
とりあげられている若い女性の意見を見ると、かわいいポイント一位は「がんばっている」ところなのだそうだ。
なんかもう、若年女特有の上から目線が腹立つ。
あえておじさんを評価してあげてますってか、アバズレ共め。
若い女性からしてもあくまでもマスコット感覚としてのかわいさなのであって、男性としての魅力を感じるとかそういうことではないだろう。
大体、若い子の言う「かわいい」なんて時候の挨拶みたいなもので何の価値も意味もない。
それと、あくまでも自分に性欲を向けない無害な存在であってほしいという願望もあると思う。
才能や金や権力を持っているわけではないおじさんとセックスしたところで、女性的には大したマウントにはならないだろうから。
ちなみに、今まで無害だと思っていた男性に好意を向けられることを「ぬいぐるみにチンコが生えた」などと言うらしいが、何とも傲慢な意見だ。
逆バージョンとして「セフレがゼクシィ買ってきた」を流行らせたいのだが今のところ布教は不十分である。
そもそも、どっかにおじさんをおちょくっている気持ちがあるからいけしゃあしゃあとこんなことが言えるのだ。
おじさんとはネガティブな存在だという前提があり、負の存在である彼らに愛嬌があったりがんばっていたりする点に魅力を感じるのだろう。
ギャップに弱い人の存在はいるだろうし、おじさんのことを素敵だと思う女性も実際にはいるだろう。
しかしそれはあくまでも少数の嗜好であって、決して多数派になることなどない。
ブームなどありえないのだ。
おじさんサイドも、自分より若い世代の子に受け入れられることを是とする風潮はやめようよ。
かわいいおじさんブームに他意はなく称賛の意味しかないというのなら、まず逆バージョンを取り上げているはずだ。
だけど、【シン・おばさんブーム】なんてどう考えても炎上間違いないである。
今の時代、男女逆にしたら問題になるようなことを発言するのは気を付けたほうがいいと思う。
「今、若い男性の間でおばさんをかわいいと思う人が増えています！」くらいやってみてほしいところではあるけど。
おじさんは馬鹿にしてもサンドバックにしても問題ないが、おばさんを馬鹿にするのはリスクがありすぎるのだろう。
「かわいいおじさん」の女性バージョンは「かわいいおばさん」ではなく「美魔女」でなければいけないのだ。
