前回に続き、ぼく目線からの受け入れがたい女性のファッションについて。
カーディガンの肩掛けが流行ったことがあったが、今までは石田純一みたいでダサいと馬鹿にしていたのに、
メディアに取り上げられるようになった途端、手のひらをすぐさま返してみんな似たような着こなしをするようになって、
この人ら本当にこだわりも自分らしさも何もないんだなと呆れたことを思い出した。
今回取り上げるファッションも、そんな手のひらくるくるな民たちのお話。
◆サンダルに靴下を履く
アウトドアファッションでは比較的メジャーなコーディネートだったが、
『おじさんみたい』『清潔感がない』と女性には不評だったらしい。
いつの頃からか、スポーツサンダルにソックスを合わせるファッションが当たり前になり、
カーディガンのときのような寝返り組が量産された。
『おじさんっぽい?いやいやそれがいいんです』じゃねえぞ、じゃあ今までは何でダメだったんだ。
"敢えて"という言葉を隠れ蓑にして、以前に馬鹿にしていた対象にすり寄るとは笑止千万である。
話は逸れるが、おじさんっぽい千鳥格子のジャケット(寅さんみたいなやつ)や、
【おじ靴】とか呼ばれている男性っぽい雰囲気のレザーシューズなんかもレトロっぽい着こなしに欠かせないらしい。
しかし、そういうやつが履いているレザーシューズは総じて汚い。
流行りに乗じて購入しただけなので手入れするという概念がないのは当然だが、手入れのされていない革靴はとにかく
みすぼらしく見えるので、安易に手を出すべきではない。
サンダルにソックスを履くのは、汗を吸い取ってくれるため清潔感という観点からは理に叶っているのだが、
男性がやっても女性がやっても、ハマらない人は全くハマらず、清潔感を感じさせない。
キレイ目なファッションに外し(最近は"抜け感"という言葉もよく聞く)として取り入れるコーディネートもあるようだが、
外しというのは単純に異なったテイストのものを組み合わせればそれでいいというものではない。
間違えると、どっちの方向に振りたいのか分からない中途半端なファッションになる。
サボにソックスを合わせるくらいでやめとくのが賢明だ。
メランジのソックスが余計に不潔に見える
足元だけ着替えるのを忘れた人
◆今からプールですか
今年の夏場はそろそろ見ることがないと思うが、透けてるカバンは懐かしさを覚えた。
小学生か中学生くらいの頃にスケルトンがブームになった記憶があり、流行って本当に一周するんだなと実感した。
もちろん、ファッション性など皆無で、何一つオシャレだとは思わない。
シャワーサンダルが流行ったときにも感じたが、ファッションというよりも【そういう人】と映ってしまう。
これこそまさしく『本当にいいと思って買ってる?』と言わざるを得ない。
カバンの中身すらコーディネートの一部ですと言わんばかりに、カラフルなポーチや読みもしない洒落た装丁のハードカバー、
AirPodsのケースなんかが入っていると、油性マジックで放送禁止用語でも書いてやろうかと思う。
比較的安価なアイテムが多く、手を出しやすいのが魅力であるらしい。
安っぽいからもちろん価格も抑え目ではあるのだが、安かろうがタダではないので、買えばお金は減るのだ。
試すまでもなく、コーディネートに取り入れるのが不可能であることは分かるだろう。
何を思って購入しているのか知らないが、このバッグが似合う人類は存在しない。
決めつけはよくないと言われようと、絶対にいない。
水辺で使うとか、用途が決まっている場合なら別だが、もったいないので基本的に買う必要はない。
そもそも今回のシリーズは、ロクに考えもせず流行りものに飛びつく頭からっぽでこだわりもないやつに、
服装についてとやかく言われたくないという憤りから始まったものだ。
こんな変なカバンを使っているやつに、他人のファッションに口を出す権利はない。
服をシンプルにまとめても合わない
前回の分と合わせても、大多数の女性がやっている服装ではないと思う。
繰り返しになるが、流行に乗ることを否定しているのではなく、【流行っている=いいもの】と勘違いして
何も考えずアイテムを選んでいるやつに、ファッションについてとやかく言われたくないのだ。
お前は自分で選んだのではなく、選ばされたのだ。
間違っていようと、お前から見てダサく見えようと、自分で考えて購入した服を着ている人間はカッコいい。
自信がないのは分かったから、それならちょっと黙っとこう。
最後に、革靴を買うお金が惜しいのは分かるが、就活生は普段着用に買ったドクターマーチンを
リクルートスーツに合わせるのはやめよう。
黄色のステッチと透明なソールがとにかく目立つので、GUとかに売ってる革靴でいいから買おう。