公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

エゴだよそれは

女性が結婚相手に求める条件が変わってきているという内容が、ちょっと前にテレビで放送されていた。
バブル期までは、【高収入・高学歴・高身長】の【3高】だったらしいが、
現在は【2高4低】がスタンダードらしい。


2高は高収入・高学歴だが、4低は以下の通りとのこと。

  • 低姿勢・・・威張らない
  • 低依存・・・家のことを妻に丸投げしない
  • 低リスク・・・安定した仕事に就いている
  • 低燃費・・・浪費家ではない、趣味にお金をかけない


なんかこう、男なら『若くてかわいくておっぱいがでかい』で済むのに、
いろんな条件を考え付くもんだなあと思った。


そもそも、高収入の男性って平均以上の収入を得ている理由があるんだけど、理解しているんだろうか。
ノルマがキツくてストレスが半端ないとか、国内海外問わず出張が続くとか、残業が多くて帰宅が遅いとか。
激務に追われて帰ってきた夫に対して、家事をやることまで要求するとか、じゃあ妻は何をするんだろう。
『愛情がある』とか言うんだろうか、愛情があるのはお互い様なのに。


別に家事を軽視しているわけではないし、2高4低を求めている女性がどの程度まで家事分担を要求しているのか知らない。
子供がいたとして、育児は二人でやるべきだと思う。


外資の企業なんかは成果が上がらないと容赦なく首を切られるのだが、そういった中で必死に戦ってきて、
家事もやってほしくてその上、稼いできたお金まで使わせないとか、それってもう何のために働いてるのか分からなくなりそう。
昔、なんかのドラマで、『好きならできるでしょというのは愛情を人質に取ったセリフだ』みたいなことを聞いた気がするが、
"家族のため"というモチベーションだけで働けるものなのだろうか、結婚してないので分からないが。


2高4低の考えが婚活女性の間でスタンダードなのか否か、本当のところはよく知らない。
メディアはセンセーショナルなトピックを大げさに言うものである。
男女ともに未婚率が上昇している昨今、こんな煩悩丸出しの理想をおおっぴらにされたら、
結婚って魑魅魍魎が跋扈する恐ろしい場だと思われて、委縮する人が続出しそうである。


ぼくは未婚だが、周囲の友人は結婚している人がほとんどで、まあ基本的に楽しそうにやっているように見える。
本当は夫婦にしか分からない悩みがあって、その中でお互いにできることを無理のない範囲で、ときには無理しつつ
日々こなしていることだろう。
育ってきた環境が違う二人が一緒に暮らすということは、月並みだが歩み寄りが大切だと思う。
収入が少なくても料理が苦手でも、おっぱいが小さくても足が臭くても、一緒にいたいと思える相手が見つかるのは幸せなことだ。
相手の望む姿に、自分の努力できる範囲でどれだけ近づけていけるか。
それは決して妥協ではなく、他人同士が一緒に暮らすということは、お互いの理解と努力がないと成立しないだろう。


こないだ後輩の女性に、浜辺美波の良さについて語っていたら
『若い子に夢中になってることあんまり大っぴらに言わない方がいいですよ』と言われたので穴を掘って埋めておいた。
ぼくはどれだけ浜辺美波が相手に求める理想に近づけるだろうか、どんな理想を抱いているか知らんけど。