公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

服買ってる場合じゃなくても

ファッションは自由なので周囲の意見や流行に左右されず、好きなものを着ればいいという前提で、今回の話をする。
昨年くらいから各ブランドがリリースしているオーバーオールやツナギは、悪いことは言わないので購入しない方がいい。
なぜかというと、誰が着ても似合わないからだ。
そんなこと分からない、着てみないことにはとか言うやつ、着てみろ、似合わんから。
最近はオーバーオールは【サロペット】、ツナギは【ジャンプスーツ】と呼ぶらしいが、呼び方を変えたところでアイテムそのものが変わるわけではない。
ぼくは常々、「流行っているものが自分に似合うものとは限らない」「流行っているものは良いものではなく売りたいもの」というスタンスでいる。
トレンドを常に追っていたいという考えなのであれば否定はしないが、そういったこだわりがないのであれば、流行り物は選ばない方が絶対にいい。

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また、女性誌には【ブーツイン】のスタイルが流行の兆しを見せているとあった。
ぼくが学生くらいの頃、ロングブーツにタイトなパンツをインするスタイルが流行ったような気がするが、あれも似合わないのでやめたほうがいい。
脚の長さが強調されるので、スタイルに自信がないとはまらないし、スタイルが良くても長靴にしか見えない。
また、蒸れて臭いと思うのでスタイル云々より不衛生に見える。
ブーツインにダウンコートを合わせたりなんかすると、見事なティッシュ配りスタイルの完成だ。


ブーツインは手持ちのアイテムで試せる可能性があるので無駄遣いにはならないが、オーバーオールやツナギは持っている人が少ないと思う。
でも、わざわざ買って試すまでもなく、似合わないのは理解したほうがいい。
トップスとパンツが一体となったデザインのため主張が強く、コーディネートに苦慮するし、何よりキャラクター性が問われる着こなしになる。
いろんなものを試してみた結果、自分から一番遠いところにいたものがマッチすることもあるので、チャレンジは忘れずにいるべきではある。
似合う似合わないではなく、好きだから続けているという人は輝いているし、尊敬もできる。
ただ、そういった人がみんな似合っているかというとそれは疑問で、ぼくが素敵だなと思うのは自分の好きなことを周りに流されることなく続けている姿勢だ。
この流行に乗じてオーバーオールやツナギを試そうという人間は、シーズンが終われば着なくなるのが目に見えている。
そして流行っているからというマインドで試す人間が、周囲の雑音を気にすることなく好きなものを貫けるわけはない。


更に、【ナップサック】が流行するかもしれないというファッション記事もあり、戦慄している。
あんなのはハイブランドがいくらスタイリッシュに作ったところで、家庭科の域を脱しない。
ブログにその記事を貼ろうと思ったのだが見つからず、【ナップサック 流行】で検索してみたところ、2015年あたりから【オシャレ男女にナップサックが人気!?】みたいな煽りは続いていたようだ。
近年のスポーツMIXスタイルやストリートファッションのブームから、珍妙なアイテムをプッシュしやすいのだろう。
今までは局所的なブームにすらならず終わっており、今年もコロナの影響でみんな服どころではないので、ナップサックのブームが来るとしても先になるだろう。
しかし、どう考えてもカッコ悪いアイテムを騙して煽って購入させ、シーズンが終われば遅れているとまた煽り、そんな商売を続けているからアパレルは不振で不信になるのだ。
どうしてもオーバーオールが着てみたいという女性限定で、ぼくの私物のオーバーオールをレンタルしよう。
大学時代に日常的に着ていたやつを処分せずにまだ保管しているあたり、あいつには不思議な魅力があるのかもしれない。