公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

自分なりのルサンチマン

「危険な香りのする男が好き」とか言ってる頭の悪い女性の皆様、こんにちは。
女性って本当に粗暴な男が好きですよね。
「男は下半身で生きてる」なんて揶揄されがちだけど、端から見たら明らかに地雷の男でも「ドキドキするから」とかいう理由で関係を持つあたり、女性も下半身の欲求にかなり素直ですよね。
今日はそんなみなさまに言いたいことがあるのでぜひご覧ください。


gigazine.net

記事より一部引用。

分析の結果、男性では暴力的な傾向がセックスパートナーの数と有意に関連している一方、女性の暴力的な傾向はセックスパートナーの数と関連しないことが判明したそうです。男性の場合、前回の調査よりも暴力性が増すにつれてセックスパートナーの数が増加しましたが、女性では暴力性の増加が性的交渉を結ぶ相手の増加につながりませんでした。

要は「殴らないオタクより殴るチンピラ」ってことでしょう。
分かってたことではあるけど、こうやって研究機関がデータとして発表するあたり信憑性が増す。
女性は暴力的な異性に惹かれる傾向をどうにも否定しがちだ。
「そんな女性ばかりではない」というのはもちろんそうでしょう。
でもそれを言ってもいいのは、暴力的な男性にときめいたことや関係を持ったことのない女性のみだ。
そして、まともな女性が多数を占めているが故に、世の中には幸せなカップルや夫婦が溢れ、社会は正常に回っているのだ。
アホな例ばかりが目立つのはありがちなことで、アホばかりが印象に残ってしまう。


そもそも、暴力的な男が好きな女性の心理として「特別扱いされたい」というのがあると思う。
浮気性な男が「自分だけには一途」、暴力的な男が「自分には優しい」という特別扱いに濡れるのだろう。
本当に一途なやつは浮気なんかしないし、誰にでも優しくできるのだが、他人にマウントを取りたかったりドキドキしたかったりしたいがために「癖のある男に愛されているアタシ」でありたいのだ。
どうせ慣れてきたら浮気もされるし殴られるよ、誠実じゃないんだから。
少女漫画とかでもあるじゃん、【顔はいいけどドSな男】【実は優しいヤクザ】みたいなのにうだつの上がらんヒロインが好かれるやつ。
強気な男にガンガン迫られる作品というのは需要があるんだろうけど、悲しいかな強気じゃなくって単に暴力的なだけだったりするのだ。
で、そういうヒロインに想いを寄せている優しい男がいるんだけど、優しい男は報われんのですよね。


こう言うと、「優しいだけの男はつまらない」「それは優しさじゃなくて弱さ」みたいな意見もある。
いや、そりゃ殴られた後に優しくされるような感情のジェットコースターも、他の女の影を疑いながら暮らす生き馬の目を抜くような生活も、優しい男からは提供できんかもしれん。
それが何で"弱い"という人格的に劣っているかのようなレッテルを貼られるのかが分からない。
恋愛市場で成果を上げられないと人間として情けないみたいな見方は、それこそ粗暴で暴力的だ。
そういう考えが恋愛できない人の尊厳を奪ってしまっていることに気が付かないのだろうか。
パートナーをとっかえひっかえする暴力的だったり浮気性だったりする男は、どれだけ不誠実でも恋愛的には成功しており、人間としては勝っているということだろうか。
だったら一生勝者に殴られて浮気されてドキドキしてればいい。


しかし、そうした体質の女性も結婚を意識し出すと今まで見向きもしなかった真面目な"優しい"男性を所望したりする。
家族という共同体を形成するのに向いていない個体は、人間のみならず野生動物にも存在するらしい。
どうしようもない男を選びがちな女は、一生そういう男のみと添い遂げてほしい。
お前が今まで見向きもしなかった男性は、お前みたいなどうしようもない女の受け皿のために存在しているわけではない。
割れ鍋に向いている綴じ蓋はその人ではないのだ。


www.dailyshincho.jp

最近話題のこの人なんかも、反社会的なのに女性が寄ってくる例だ。
欅坂46今泉佑唯と結婚を発表したとき、彼が過去に女性に暴力を振るって逮捕されたことを蒸し返されていた。
彼はコメントで、「今泉さんには僕の過去もすべてお話しし、その上で、一緒にいてくれると言っていただきました」と言っていたので、今泉佑唯も承知の上で将来を約束したはずだ。
傷害事件までなら更生している彼を支える私に酔うことができたのかもしれないが、さすがにじぽ*1ってるとは思わなかっただろう。


上でリンクを貼ったニュース記事によると、始まりは以下のようだったらしい。

コトの発端は、ワタナベマホトさんがInstagramのストーリーで、「キープアウト(=立ち入り禁止)のテープじゃなくて、セロハンテープを自分の体に巻こうとおもってる人いませんか?」と投稿したこと。
そして実際に、それに呼応した15歳の女子高生のファン(当騒動の被害者)が、胸にセロハンテープを巻いた画像を送ってきたそうです。

本物かどうかは分からないが、彼がTikTokに上記の投稿をしている画像のスクショもネットで見ることができた。
女子高生が最初に画像を送ってきた後、「もっと画像を送ってくれれば自分と会ったり話したりできる」という旨の文章を送っていたらしいので、相手の好意と未成年の判断力の低さを利用した悪質な行為だ。
最初は、ワタナベマホトが口八丁で女子高生に画像を送らせたのだと思っていたが、この内容を信じるのなら女子高生も大概頭おかしい。
自分の乳にセロテープを巻き付けている段階で、冷静になって我に返らなかったのだろうか。
「女子高生も悪い」とは言わないが、まあバカですよね。
欅坂の人も女子高生も男を見る目がないというよりは、そういう男がそもそも好きなのだろう。
人を見る目を養うとかそういう問題ではないし、何より生まれてくる子供が本当に不憫で仕方がない。
登場人物全員アホというほのぼのニュースで終わっていればよかったのに。


この一件を恋愛コラムニストが分析していて、納得のいく記述があったので引用しておく。

www.jprime.jp

今泉が“仕事に対する誠実さ”を見ただけで、プライベートな部分も含めて、彼がすべてにおいて誠実だと妄信してしまった可能性があると感じたからです。
“仕事への誠実さ”が“恋愛への誠実さ”とイコールで結びつくわけではありません。むしろ仕事に一生懸命でデキる男ほど、恋愛にだらしないというケースは多々あります。
仕事で頑張ってエリートコースに乗った男性が、調子に乗ってチャラチャラと遊びまくって女性を傷つけるというような話は、みなさんの身近でも見聞きしたことありませんか?

彼女が“優しいワタナベマホト”という一面を、“彼の全て”だと妄信してしまったからだと考えています。今泉が惚れた“優しいワタナベマホト”は“本当の彼”の一部なんでしょうが、同時に“女性に非道・下劣なことをするワタナベマホト”も“本当の彼”だということです。

狩りが上手いとか名のある武将の首を獲ってくるとかではなく、現代において男性の有能さを示す分かりやすい手段はやはり「仕事」だろう。
生活の質に直結する能力である以上、仕事への向き合い方でその人の人間性を判断してしまうのは仕方がないのかもしれない。
裏表のない人間のほうが珍しいのだから、仕事での一面・優しい一面をその人の全てだと思ってはいけないというのはなるほどという感じだ。
ぼくの経験上、どうしようもない男に振り回されている女性はドラマのヒロインみたいな気分を味わっているだけなので、相談されても真面目に聞かないことだ。
本人に解決する気がないし、反対しようものなら「彼のいいところを分かってあげられるのは自分だけ」と余計に泥沼に浸り、あまつさえ恋の障害扱いされかねない。


恋愛における弱者の苦悩は、目に見える差別と違って可視化しづらく分かりにくい。
どうしようもない男性に苦労している女性もある意味では弱者なのかもしれないが、"被害者"であっても"弱者"ではないと思う。
ここで言う"弱者"とはそもそもが恋愛の機会に恵まれない人であり、自分の意志とは関係なく恋愛という選択肢を取れなかった人のことだ。
そして、恋愛における優位性は女性の方が上なので、弱者女性が救済されることは多くても弱者男性は"無能"とされる。
別に誰が悪いわけでもないし、じゃあ昔のように当人の意志とは関係なくお見合いで結婚するのが正しいとも言えない。


冒頭で紹介した研究結果は「暴力的な男はモテる」というものだった。
加えて「女性は暴力的な男とどれくらい関係を継続するのか」「別れたあとどんな男性を選ぶのか」といった点も調査してもらえるとおもしろい。
しかし、今泉佑唯って体調不良で休養してたって聞いたけど、まさかコロナ禍での濃厚接触からの妊娠だったとは。
相手の男もどうしようもないやつだし、ファンの気持ちになるとやるせない。おっぱい大きいし。