公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

働き男子も評価してよ

イクメン】という言葉に腹を立てる人もいると耳にしたことがある。
育児は夫婦でやるもので、わざわざ言葉を作ってカテゴライズしないとやらないのかと。
休みの日に子供の面倒を見たくらいでイクメンを自称すんなということらしい。
その是非はとりあえず置いといて、何かに所属したい願望があるのか知らないが、カテゴライズする必要のないものまで分けていることが多い。
最近、これわざわざカテゴリー分けする必要ある?と疑問に思っていることがある。


【OL】という言葉は、結婚すると女性は仕事を辞め、家庭に入るのが当たり前だった時代の名残だと聞いた。
今はフルタイムでバリバリ勤務する女性は珍しくないし、男性より稼いでいる女性も多いだろう。
社会や職場の慣習など面倒なことはあるだろうが、女性が仕事をすることは特別なことではない。
それを踏まえて言わせてもらうと【働き女子】という言い方が気持ち悪くて仕方がない。
女性向けのメディアで【働き女子におススメの素敵文房具☆】みたいな記事をよく見かけるのだが、違和感がものすごい。
働き女子って?普通の労働者のことじゃないの?働き男子は?といつも思ってしまう。


cancam.jp

例えば、こんな記事なんかまあまあ気持ちが悪い。
こんなどうでもいいこと考えている暇があったら仕事をしろと言いたくなる。
テレワークに否定的な経営者もいると聞いたが、こんなしょうもない記事があるようでは、従業員がサボっているかもしれないと疑心暗鬼になるのも仕方がない。
かわいさを追求する姿勢は否定しないが、時と場所を選ぶべきだ。


何と言うか、「女性とはいついかなるときもかわいくいるべき」という風潮は、女性の生き方を制限しているようにも感じられる。
容姿に気を配らなければ「女を捨ててる」と言われ、美容やファッションに傾倒すれば「金がかかりそう」などと言われ、当の女性はしんどくないのだろうか?
美人は好きだし、女性が容姿を磨くための努力は素敵だと思うが、息苦しそうな人は見ていて魅力を感じるどころではない。
いつも気合を入れた揃いの下着を着けている女性が、たまに下着の上下が不揃いだと興奮する。
別にベージュの下着だっていい。
弛緩したところに見出される魅力や色気というのも確実にあるし、手を抜くところはどんどん抜いていってもいいと思う。
ただ、緩んだ色気というのは締まっている普段とのギャップから醸し出されるものなので、常にユルユルで垂れ流しみたいな人もそれはそれで困る。