公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

お前達 生きてない 死んでないだけ

以前、ドラクエⅤの記事を書いた。


mezashiquick.hatenablog.jp


何の反響もなかったが、物凄く筆が進んで書きたいことが止まらなかった。


今回も思い出のゲームである【クロノトリガー】についての話をしようと思う。


ネタバレを含むので、未プレイの人は注意してほしい。


あのゲームはとりあえずBGMが抜群にいい。


ゲームをスタートし、オープニングで時計の振り子が左右に動いている演出から既に引き込まれる。


それぞれのキャラクターごとのテーマソングも素敵で、フィールドの音楽もいい。


特に浮遊大陸のBGMなんかは、ずっと雪に覆われていた世界が一気に開けた感じがして最高だ。


ラヴォスを倒すタイミングでエンディングのパターンが変化するという演出は、非常に画期的なシステムだったと記憶している。


まだまだゲームのプレイ経験が少なかったため、主人公が死んでしまうという演出にも驚いたし、蘇生しなくてもいいということを後で知ったときも驚いた。


クロノ存命時にはクロノ・カエル・ロボで進めており、クロノが死んでからは魔王を加入させ、最後まで進めていた。


カエルは昔からすごく好きなキャラで、カエルなのにちょっとハードボイルドでカッコよく、子供の頃のぼくには物凄く大人に見えた。


ただ、グランドリオンを覚醒させるまでは武器が貧弱なため完全に足手まといだが、やはり愛着とカッコよさには勝てずに使い続けている。


ロボもメカニックでありながらどこか抜けているキャラクターデザインがとにかくツボで、BGMもコミカルでとてもいいキャラなのだが、ロボ絡みのイベントは鬱々としたものが多い。


ジェノサイドドームでのアトロポスとの戦闘から別れの流れは、世界を呪いたくなるような悲しいイベントだ。


エンディングではルッカとの別れを惜しんで、アイセンサーがオイルで霞んでしまうロボに泣いた。


その後、どっかの山でアトロポスと一緒にいるロボを見てまた泣いた。


魔王を連れた状態で黒の夢のジールと戦うと、戦闘時のBGMが魔王のテーマになる演出は非常に憎かった。


ただジールは顔面と左右の腕を魔法で全体攻撃すると反撃が痛いので、魔王はあまり活躍させられないのが残念ではあった。


少年のぼくには魔王はとにかくかっこよく見え、敵が仲間になるという展開も熱かったし、各属性の最上位魔法に加え冥属性の魔法も使えることや、何より専用武器が鎌なことにしびれた。


基本的にRPGでは攻撃魔法はあまり使わない派なのだが、どちらかと言えば魔法メインの魔王を使っていたのは、よっぽど少年の心に響く何かが彼にはあったのだろう。


敵キャラが仲間になったときのお約束に漏れず弱体化しており、当時のVジャンプで『仲間になったピッコロ状態』と酷評されていたわけだが、シャイニングよりダークマターのほうがカッコいいことは誰の目から見ても明らかだ。


彼に感化されたぼくが、そのあと見たガンダムWガンダムデスサイズに一目惚れしたことは言うまでもない。


ちなみに魔王を仲間に入れずに倒し、カエルがエンディングで人間に戻るルートは怖くて試したことがない。


今のぼくなら魔王の代わりにエイラを入れるかもしれず、というか当時からエイラが強いことは分かり切っていたが、単純にエイラが強すぎるので使ってもおもしろくないなというのがあった。


あとはこっちの理由の方が大きいが、思春期かつ発情期のぼくには女性キャラを使うことがどうも恥ずかしかったのだ。


エイラはルッカやマールに比べて露出が多いし、いろじかけの技もあるため、ああいうセクシー系なキャラを使っているのを見られるということは、学校でうんこをしているのがバレた次くらいに恥ずかしいものがあった。


最近、太陽神殿のボスであるサンオブサンに魔王のブラックホールを使うと、周りの炎が吸い込まれて楽に戦えるという裏技を知って無性にプレイしたいのだが、持っていたPS版のクロノトリガーは友人に貸したまま帰ってこない。


ロボにマジックカプセルを投与しまくり、アタッカー兼ヒーラーとして活躍してもらおうという計画も途中だし、Amazonあたりで安く買おうかなとも思っている。


クロノクロスは未プレイなのだが、聞くところによると別にやらなくてもいいとの意見が多く、実際のところどうなのか知りたい。