公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

メタル系モンスターが不意打ちしてきたときの絶望感

長いドラクエ人生の中で、はぐれメタルを一度も仲間にしたことがないのを割と引け目に感じている。


ドラクエはナンバリングだとⅠ~Ⅵまでプレイ経験がある。
(Ⅰ~ⅢはSFCのリメイク、ⅣはFCとPS、ⅤはSFCPS2、ⅥはSFCのみ)


Ⅶはなんか絵が気持ち悪かったのと、モンスターに転職できるというシステムが受け付けられずプレイしていない。


Ⅴで確立されたモンスターを仲間にできるシステムに加え、Ⅵはモンスターを転職させることができ、好きな仲間を強化する楽しみがあったのだが、なぜそこからモンスター自体に転職できる斜め上のシステムにしたのか意味が分からなかった。


ナンバリング以外だとモンスターズの一作目と、トルネコの1・2をプレイした。


ぼくはドラクエⅤが大好きで、SFC時代もセーブデータが消える挫折に負けることなく、カセットの端子をフーフーしながら何度も繰り返しプレイしていた。


キラーパンサーの名前はプックルにしたりボロンゴにしたりだったが、最終的にチロルに落ち着いた。


Ⅴはボスにダメージを与えた際の効果音が気持ちよく、最初のボスであるレヌール城のおやぶんゴースト戦は手に汗握る攻防となったのを覚えている。


パパスの剣を入手した際はチロルとの再会も相まって感動したものだが、思ったほどの性能ではなく、ルラフェンの武器屋で売っているスネークソードのほうが僅かに攻撃力が上なことが何だかショックだった。


その後、サラボナで更に性能の高い破邪の剣が買えるため、あの武器で二回攻撃までこなすパパスが強かっただけなのを思い知り、父の偉大さに感服した。


チロル自体も魔法やブレスに対する耐性がいまいちな上、盾が装備できない特徴も相まってスタメンに起用しづらいのだが、ぼくはレギュラーメンバーとして最後まで使っていた。


PS2のリメイク版は発売して10年以上経つが、数年に1回くらい思い出したかのように引っ張り出しては遊んでいる。


しかし、未だにはぐれメタルを仲間にするには至っていない。


ⅥはSFC版しかプレイしていないのだが、そちらでも仲間にできた記憶はない。


ちなみにⅥはDSでリメイクされた際、仲間モンスターシステムが丸々カットされ、イベントをこなしてスライム類を仲間にする仕様になったことに心底失望した。


モンスターズでははぐれメタルを仲間にすることはそんなに難しくなかったと記憶しているので、感慨深さを感じることはなかった。


Ⅴでははぐれメタルに加え、メガザルロックキラーマシーンヘルバトラーが仲間にしづらいモンスターに挙げられているが(PS2ではメタルスライムも加わった)、運のいいことにそのどれも仲間にできており、本当にはぐれメタルだけ加入してくれないのだ。


攻略本を読んでまだ見ぬはぐれメタルのステータスに思いを馳せたり、当時流行っていたバトルえんぴつはぐれメタルを大事に持っていたりと、愛情は本物だと思うのだがなかなか振り向いてくれない。


SFC版では最大HPが低かったはぐれメタルPS2版でHPが大幅に伸びており、使いやすくなったのではないかと予想している。
(攻撃力やその他ステータスが強化されたかどうかは忘れた。)


ただあいつは力があまり伸びず、補助呪文をたくさん覚えるわけでもないので、攻撃呪文メインの戦い方になると思われるが、ドラクエⅤは呪文に耐性のある敵が多く、攻撃呪文を使う機会があまりない。


覚える最上位の攻撃呪文もベギラゴンイオナズンと若干被っているので、ベギラゴンの代わりにメラゾーマでも覚えてくれれば話は違ったかもしれない。


SFCにあったやまびこのぼうしPS2ではなくなっているため、余計に攻撃呪文は使わなくなった。


RPGにおいて、仲間は使いやすさではなく見た目と愛着で選ぶものだと思っているので、ぼくはクロノトリガーでも魔王を使い続けた。


使う使わないはさておき、はぐれメタルのフォルムは魅力的だし、ゲームとしてのコンプリートのためにもぜひとも仲間になってほしい。


幼少期から数十年にも及んだ因縁を果たすときはくるのだろうか。


そのうちクロノトリガーの話でも書こうかと思う。