公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

ワガママで小悪魔なボディ

以前、ぼくのせいで太った妹の呪いで体重が増加してしまった話を書いた。


mezashiquick.hatenablog.jp


その後どうにか減量に成功し、リバウンドもなく体型をキープして10年くらい経過しているため、ダイエットの話でも書こうと思う。


おそらく中学生くらいからだと思うが、朝はあまり食べず昼食と夕食はガッツリ食べるという生活を大学を卒業してからも続けていた。


あるとき働いていた職場は近くに餃子の王将があったため、仕事終わりによく仲間たちと飲みに行っていた。


また、その時期は昼ごはんも結構食べていて、家でお米を二合くらい炊いてタッパーに詰めて職場に持参し、近所のスーパーやお好み焼き店から総菜などを買ってきては貪り食っていた。


飲みに行かないときでも昼ごはんと同じかそれ以上の量の夜ごはんを食べていた。


そんな生活を続けているうちに周囲から太ったと言われるようになったが、自宅に体重計もなく体重を計る習慣がなかったことから、大して気にも留めていなかった。


あるとき銭湯に行き、何の気なしに体重計に乗ってみたのだが、ぼくの知っている自身の体重から10キロ以上太っていて愕然とした。


そう言えば昔買ったちょっとタイト目なシャツを着たときなんかはおっぱいがいい感じで強調されていたのだが、こうして数値として目の当たりにしないと実感できないとは間抜けなものである。


これは純然たるデブであることに気が付いたぼくがとりあえず始めたことは、食事量の調整である。


まず、朝と昼はガッツリ食べ、夜はあまり食べない食生活にシフトした。


飲みに行ったときなんかはしょうがないが、普段の夕食はバナナやヨーグルトを食べ、寝る前も飲み物以外は口にしないようにした。


これだけでかなりの効果があったようで、周りからも痩せたと言われるようになった。


元々が食べ過ぎだったため、食事が適量に戻っただけかもしれないが。


夕食の後は寝るだけなので、そのときに食べ過ぎるといい感じに脂肪に変換されてしまうとは聞いたことがあるが、ここまで効果てきめんだったのにも驚いた。


そして最も効果があったことは、当たり前ではあるが運動が習慣づいたことだ。


とりあえずジャージを買ってジョギングを始めてみたが、引くくらい体重が落ちていった。


個人差はあるだろうが、ぼくの場合は胸と腹回り、それから太ももや足首からみるみる痩せていった。


運動を習慣にできたことは人生の中で割とナイスな出来事だと思っている。


肌の露出が多くなる夏シーズンまでにダイエットをしようという人は多いかもしれないが、夏が終わっていつもの生活習慣に戻ったとき、体重や体型も元に戻ってしまう。


翌年の夏も同じようにダイエットを始めても、年齢を重ねるたびに代謝は落ちていくため、昔ほど効果が期待できないこともある。


そして最終的にめんどくさくなって、業務用冷蔵庫みたいな体型の自分を許容してしまうのだ。


ダイエットを生活の中に組み込んでしまえば常に体型をキープしていられるし、仮に年齢とともに代謝が落ちてきても運動量を増やせばいいだけなので、ゼロから運動を始めるよりも遥かにハードルは低い。


最近は炭水化物抜きだの糖質制限だの耳障りがよくSNS映えするダイエット法が蔓延しているが、食べる量を調整して運動するほうが健康的に痩せられると思う。


ハリウッドセレブもやっているダイエット方法だか何だか知らないが、あいつらはそれだけやっているのではなく日々のワークアウトもきちんとこなした上でのプラスアルファなのだ。


ましてや、特定の何かだけを摂取することで痩せられるわけはなく、それは副作用か栄養が偏っているだけである。


女性は体重が3キロ減ったくらいで一喜一憂するが、そんなものはただの誤差であり水分量の増減でいくらでも変わる。


重要なのは数値ではなく見た目の嵩であり、ボディビルダーが体重のわりに太って見えないのは身体を絞っているからだ。


体質的にどうしても痩せにくかったり、運動する時間がなかったりする人もいると思うので気を悪くされたのなら申し訳ないが、体重うんぬんは置いといて運動を習慣づけるのは健康のためにもお勧めしたい。


毎日厳格に続けるのではなく、今日は天気が悪いからとか気分が乗らないからとかの理由で休む程度の緩さだと続けやすい。


ぼくの場合はジムだとお金を払った分通わなければという心理になってしまい、緩く続けられそうにないので野良でトレーニングをしているが、自分に合った方法を見つけることも生活に組み込むためには重要だ。


ちなみに、寒い季節のほうが体温をキープするためカロリーが消費されやすく、運動をするには適しているらしい。