公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

便利さは思考を奪う

こないだ、スマホを一緒に持ち歩ける財布というものを見て、危機管理のなさに愕然とした。


キャッシュレス決済がすっかり浸透し、スマホひとつあれば買い物ができるお店が増えた。


とはいえ現金しか使えないお店やシチュエーションもまだまだあるので財布は手放せないが、特に男性の場合はカバンを持たない人も多く、仕事中のお昼休みなんかには財布とスマホを持って行くのが邪魔くさいという人もいる。


そのため、スマホと財布を一緒に持ち歩けるのは便利だという触れ込みで、財布にスマホを差し込めるようなスペースが設けられており、詳細なサイズは分からないがまあまあ大きそうではある。


しかし財布とスマホが一緒になっているということは、紛失したら何もできなくなる。


常々リスク分散ということについて考えていて、財布とスマホと交通計ICカードは別々に持つのがいいんじゃないかと思っている。


どれかを無くしても買い物したり電車に乗ったりすることが可能なので、最悪の状況は回避できる。


というか男性はカバンを持たないと言われがちで、ぼくも昔は持っていなかったのだが、持ったら持ったで意外といろいろ入れるものがあることに気が付いた。


パンツの後ろポケットからブランドものの長財布をこれ見よがしにはみ出させている人を見かけるが、あれってすごくみっともないし、財布にも優しくない(物理的な意味で)ので、辞めたほうがいい。


財布にもパンツにもダメージがいくし、特に財布はあんなところに入れていたら角が傷みやすくなる。


日本の観光地をものすごくラフな格好で闊歩している欧米人ですら、ケツのポケットには財布を入れていない。


あいつらは危機管理の問題からやってないだけだと思われるが、美意識という観点からもよろしくない行為だ。


結婚した友人がいまだに前の彼女に買ってもらったBOTTEGA VENETAの財布を使ってて、しかも尻のポケットに入れているので思い付いた話。