公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

無駄カンパニー

以前、社長が会議にてしていた話。


ある重役と出張したとき、新幹線の最寄り駅到着時間が定時間際になってしまうので、直帰してくださいと提案したらしい。


重役は、自分は一旦帰社してから退社しますと断ったらしく、社長はそれにえらい感銘を受けていた。


信用とはこういう行為の積み重ねで生まれるから、君らも見習うようにとのことで話を締めていた。


重役は帰社してやることがあったのかもしれないので、何で直帰しなかったかは不明だが、社長の言う信用って無意味なことの積み重ねで得られるのか。


直近しなかったからすごいとか、残業したやつが偉いとか、いつまでそんな無駄なことを評価して社員を会社に縛るつもりなのだろうか。


自分たちの世代の常識をずっと引きずってて押し付けてくる年寄りがとにかく嫌いなのだが、ぼくもこだわりが強くやかましいので、ジジイになったらああなってしまうかもと思うと怖い。


『若いうちの苦労は買ってでもしろ』と言うが、大体は苦労を売る側がそれを言うので、カビの生えた古くさく理不尽なものを買わされることが多い。


こんなものはゴミと同じで誰も引き取ってくれないので、買わされた側はジジイになるまでそれを持ち続け、自分がされたときと同じように若者に押し売るのだ。


自分の中でリサイクルして反面教師にするとか使えるところだけスクラップしとくとか、有効な活用方法を見出だせれば下の世代に押し付けることも理不尽な思いをさせることもないので、残しておく価値のないものはさっさと処分しよう。