公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

人間の常識が通用しない

毎朝会社の周りを掃除する係なので、雨の日以外は早めに来てほうきを持って戦っている。


弊社はみなし残業のため、早めに来ても来なくても手当ては変わらないのでモチベーションが上がらないが、汚いのは嫌なので掃除くらいは我慢してやっている。


掃除係になって気が付いたのだが、煙草の吸い殻がとにかく捨てられている。


朝掃除しても昼前になると何本かは捨てられており、週明けの月曜日なんかはお祭りでもあったのかと思うほど吸い殻がひしめき合っており、ニコチン中毒者共のマナーの悪さを思い知る。


割れ窓理論というやつがあって、割れた窓をそのままにしとくとゴミのポイ捨てが増えたり落書きされたりして、その周辺から治安が悪化していくというものだ。


この理論でいくと、既に吸い殻が捨てられていたら自分も捨てていいかとなってしまうので、周辺を綺麗に保つことで吸い殻を捨てにくくしようぜとなるのだが、ニコチン中毒者は脳までタール漬けにされているようで、綺麗汚いお構い無しに吸ったものを道端に捨てる。


ぼくは平然とポイ捨てできるやつが理解できんし頭がおかしいと思っているたけで、煙草が嫌いなわけではない。


煙草に限らず、どんなジャンルでもマナーの悪いやつは目立つもので、ルールと節度を守って楽しんでいる人に迷惑をかける。


きちんとしている人もマナー違反者のせいで同類に見られ、ろくでもないやつのレッテルを貼られてしまう。


マナーを守っているのに石を投げられて、心が黒くなってしまった人からモンスター化し、ニコチン中毒者が誕生する。


最近は全面禁煙の飲食店も増えており、喫煙者にとっては肩身が狭いと思うが、マナーを守っていないやつは気苦労も気遣いもしてないくせに嫌煙ムードの世間に臭い口で文句をたれ、平然と吸い殻をポイ捨てするのだ。


マナー違反者の割を喰っているのはマナーを守っている人で、自分等はちゃんとしているのにやれ規制だ撤去だとされたらたまったもんではない。


学生の頃、煙草を吸っている女友達に「ニコチンじゃなくてポコチン吸えって」と言ったら思いの外ウケたので、気に入ってたまに使っている。


ここ最近は年齢のこともあって下ネタが脂ぎってきたせいか白い目で見られることも増えたので、ぼくはぼくで肩身の狭い思いをしている。