公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

モチベーションを保つためのモチベーション

離婚した男性から聞いた話で印象に残っているものがある。


意訳すると『パートナーがいることで仕事にも趣味にも張り合いが出て、毎日が充実すると思っていた。だけど、相手の引力が思ったより弱く、自分のがんばりがとことんから回るように感じた。』とのことだった。


ぼくは未婚なので、結婚というものをとても重く考えていて、確かに社会制度としては重要で重量のあることかもしれないけど、気持ち的には軽いものなのかもしれないなと感じた。


誰かのため、何かのためにがんばるというのは尊いことだし、いつも以上の力を発揮することだってあるだろう。


だけど、『誰かのため』は『誰かのせい』と表裏一体だと思っている。


がんばっても努力が報われないとき、身体を壊してしまったとき、今までは相手のためにやってきたことが、相手のせいで自分が不幸になったと転嫁してしまう。


自分はこんなに相手のためにがんばっているのに、努力を理解してくれないという押し付けは自分にとっても相手にとっても不幸だ。


相手のためという気持ちはもちろん大切にしたらいいが、一番にするのではなく、がんばる動機は自分の中に見つけるのがいいと思う。


仕事だったら実力を試すためとか、世界観を表現するためとか、あくまでも自分本位になったほうがいい。


あなたのためという気持ちが丸出しになると相手もしんどいので、自分のためにがんばってるということにしとけば誰のせいにもできないし、リターンは全部自分の手柄になるから丸儲けだ。