公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

女子力53万

とにかくぼくが言いたいのは、「『〇〇女子』という言葉は気持ちが悪いからやめろ」という一点だ。


『女子トイレ』『女子サッカー』という使い方をされているように、『女子』という言葉は年齢関係なく、女性一般を指す言葉として用いられることが多い。


しかしながら近年の女子的単語の使い方は目に余るものがあるというか、ことさらに可愛い面だけを強調して現実から逃避しようとしている女性と、ぼんやりとしていた部分に名前をつけてカテゴライズし、流行っていることにしてお金を使わせたい広告代理店の思惑が見事に合致したと言える。


『アラサー女子』『アラフォー女子』なんて言葉、どれだけ現実を見たくないんだろうと思ってしまうし、そもそも『アラサー』『アラフォー』という呼称が既にごまかしの産物なのに、それに『女子』まで足すなんてどんだけ面の皮が厚いんだろうと思ってしまう。


『オトナ女子』に至ってはもう見苦しくて最高だ。


ぼくがいろいろなメディアで目にした女子的単語の中で、これはいかがなものかと思った『〇〇女子』はこんな感じだ。


①文具女子
②ズボラ女子
③でんきや女子
④忙し時差ごはん女子


①に関しては文具にこだわる女性がアツいということにして、お金を使わせたい分かりやすいパターンだ。


②はただの汚い女性なんだけど、オブラートに包んで現実を見ないようにしているパターン。


③は『電気屋』をわざわざ平仮名にしていて狙いすぎている。


④については元記事の内容が、多忙なので時間をずらして昼食を取っている女性のこだわりランチスタイル☆みたいな感じだったと思う。


時間に追われている我々現代人に、自分らしく生きることの大切さを説いている素晴らしい内容では決してなかったし、無理にしょうもない名前つけるくらいならやめちまえとしばらく腹が立っていた。


ちなみに〇〇女子だけではなく、『〇〇男子』についても同様に気味の悪さを感じている。


男性ファッション誌の表紙に『40代男子』と書いてあったのを見たときは、男子と名乗っても本当にいいのかお前らのチンコの硬さに聞いてみろと憤慨していた。