公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

わたしの鎖はこんなに綺麗

以前にも書いたことがあるが、弊社の社長はバブル脳なので、アンチ働き方改革を率先して実行している人である。


先日出張があり、何人かの先輩も同行していたが、移動中の話題は『社長の頭おかしいエピソード』がほとんどだった。


ぼくは転職したばかりなので社長との絡みもあまりなく、ほとんどのエピソードが初めて聞くことばかりだったが、こんなことを嬉々として話す先輩たちにもげんなりした。


そのうち、社長にどんなことを無茶振りされたとか、こんな話を聞いたことがあるとか、不幸自慢大会の様相を呈してきたため、この人らはぼくに辞めてほしいんだろうかと思わざるを得なかった。


当人たちからすれば、連帯意識というか、同じ試練を乗り越えてきた仲間のつもりなんだろうけど、繋がれてる鎖を自慢したところで何になるのか。


一緒に働いてる人たちは基本的にいい人たちで、人間関係に問題は今のところないけど、社長の話となると開き直らなやっとれんという人間の目になっていた。


最終的に、「でも社長って憎めないところもあるよね」で話を締めていたのにも驚いた。


本人たちが本当にそう思ってるんなら構わないし、 何も言うつもりはないけど、慣れって怖いなあというのがぼくにとっての話の締めだった。


理不尽なことは冷静に分析してもしょうがないときもあるので、思考を停止して何にも考えないに越したことはないけど、嫌だなとか嬉しいなって思った気持ちは大切にして、素直に生活したい。


週明けからもがんばります。