公共の秘密基地

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冬に覚えた歌を忘れた

「青春とは、自分が思っている限りずっと青春だ」みたいな言葉をどこかで聞いたことがある。
一般的に、青春時代とは学生の頃を差すのだと思う。
辞書で調べたらこんなことが書いてあった。

夢や希望に満ち活力のみなぎる若い時代を、人生の春にたとえたもの。青年時代。「青春を謳歌 (おうか) する」「青春時代」

勉強・スポーツ・恋愛・初めてのセックス・若くしての妊娠・シングルマザー・養育費など、甘酸っぱい気持ちや体験を総称して「青春」と呼ぶのだろう。
しかし、若くなくたって自分が思っていればそれは青春だとする考え方は好きだ。
人生の春は辞書や世間に定義されるのではなく自分で決めればいい。


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このニュースを見て思ったのは「美波の青春を取り戻してあげたいなあ」ということに尽きる。
ぼくは彼女をめんまの頃から知っているので、実質付き合っているようなものなのだが、彼女の悲しみに寄り添ってあげられないのが無念で仕方がない。
ちなみに、"めんま"とはアニメ作品【あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない(通称:あの花)】の登場人物のことである。
2015年にスペシャルドラマ枠で実写化されたのだが、共演者に高畑裕太がいたため再放送の可能性は絶望的な作品だ。
めんまは作中では天真爛漫なキャラクターなのだが、良くも悪くもアニメアニメして浮世離れしたキャラなので、実写化すると少々キツいのではないかと思っていた。
放送に先駆けて公開されたキービジュアルもコスプレAVの域を出ず、これはこけるだろうなあと不安だった。
奇抜な格好をしているわけでもないのに、このチープさは一体なんだろう。

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内容は「思ったより悪くなかった」が正直なところで、そんなに悪くなかったが決して絶賛するほどでもなかったのを覚えている。
全11話のアニメを2時間そこらの時間にまとめるのだから、ストーリーに端折りすぎている感が出るのは仕方ないだろう。
しかし、この作品でぼくの心に鮮烈に刻まれたのが、当時15歳だった浜辺美波のかわいさである。

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彼女のルックスをもってしてもめんまのキャラは実写で見るとやっぱりキツかったが、こんなかわいい生物は久しぶりに見たというレベルで驚いた。
まさに"透明感"という言葉がピッタリな女優である。
実際のところ、5年も前のことであり一度しか見ていない作品のため、当時のことはそんなに覚えていない。
なので、熱い想いを語ろうにもいまいち記憶が曖昧なのだ。
違法アップロードのyoutube動画を貼るのも憚られるので、興味のある人は各自で探してみてほしい。
また、あの花以降の浜辺美波の活躍を特に追いかけていなかったことも大きい。
我が家にはテレビがなく、ドラマ版あの花もたまたまテレビの見られる環境にいたときに視聴したのだ。


というか今回ぼくが言いたいのは、浜辺美波のかわいさについてではない。
上にリンクを貼った記事を最初に見たのはyahooニュースだった。
yahooニュースには、インターネット界のダブルスタンダードと偏見が渦巻くことでお馴染みのコメント機能がある。
浜辺美波が学生時代を振り返って涙したというニュースには、概ね好意的なコメントが寄せられていた。
「青春を捧げた分、何かの形で必ず返ってくる」「まだまだ若いんだし、これからも青春」だの、ヤフコメの皆さんが浜辺美波を励ます声でいっぱいだった。
しかし、これがそこらへんのアイドル、それこそAKBの一味だったらどうだったろうか。
「あなたが自分で選んだことでしょう」「青春を犠牲にしてこのザマですか」「どうでもいい」などの辛辣なコメントが無数に投稿されたことだろう。


言いたかったことは上記の内容なのだが、文章にしてみれば当たり前のことだった。
好感度で意見が変わるのは平等ではないがよくあることなので、いくらヤフコメの民度が低いからと言って何でも叩けばいいというものでもない。
匿名になると、人間はいくらでも辛辣で残酷なことを言える。
しかし、なんであんなにAKBの人らは好感度が低いのだろう。
握手券付きCDを販売して日本の音楽業界を焼け野原にしたから?
昔の曲がいいって思うのは想い出補正もあると思うのだ。