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アウトローなコートを洗濯した 後編

mezashiquick.hatenablog.jp

暴力的なまでのカッコよさと歴史の重厚さを感じるが、どうにも清潔感のないコートを洗濯した。
厚手だったので乾くまでも時間がかかったし、あの大きさと重さを干すスペースを確保するのにも苦労したが、何とか全ての工程が終了した。
どんな結果になったのか、写真を交えてお送りしていく。
コートの詳しい解説については前回の記事を見ていただきたい。


まずは前面から。

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前回と同じ写真を貼るなと思われるかもしれないが、一応こちらが洗濯後だ。
光の加減で明るく見えるかもしれないが、基本的には目立った変化はない。
やはり汚れというよりは色落ちと日焼けによるものだったのだろう。
何度もつけ置き洗いをすればまた違ったかもしれないが、生地を傷めるし洗剤もちょうど無くなったので、つけ置きは2回にした。
1回目のつけ置き時はナメック星人の血液のような色の汁が大量に出たが、2回目はちょっと茶色い汁くらいまで薄まったので、色落ちか汚れ落ちかは不明だが、何かしらは落ちているらしい。


次は背面。

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向かって左のリフレクターがちょっと剥がれてしまった。
それ以外に目立った変化はない。
まあ背面はそこまで劣化が進んでいないので、ビフォーアフターが分かりにくいのかもしれない。
外出用にするには味が出すぎているので、インテリア用として保管しておくつもりだ。
吊るしてあるだけで絵になるし、かなり古いものなので資料価値もあるだろう。


今回、初めて自宅でコートを洗濯してみたが、まあ基本的にはクリーニングに出すべきだと思う。
大き目の金具が付いている関係でクリーニングを断られたため、興味もあったし自宅で手洗いしてみたが、当然自己責任だ。
ただ、洋服好きとしてはできるだけ自分のアイテムは自分でメンテナンスしたい。
今はプチプラファッションだのが流行っているが、安価でもきちんと手入れをすれば長く着られるし、高価な洋服も雑に扱えば寿命が短くなる。
価格が安いとついつい買いすぎてしまうかもしれないが、洋服の量は自分の目が行き届いてメンテナンスが負担にならない範囲に収めとくのがいいと思う。
やっぱり、自分の気に入ったアイテムを手入れしつつ長く着るというのは楽しい。


そう言えば、コートのフロント部分についている金具を見て、ぼくが学生の頃にギャルたちがこぞって着ていたコートを思い出した。
moussyのコートで、当時はモッズコートのディテールを参考にしたミリタリーチックなものが多かったと記憶している。
金具のついたコートが全部moussyのものだったかは不明だが、その頃は結構見かけたような気がする。
ファッション業界もネタがないのでちょくちょくデザインをリバイバルしているが、金具のデザインもまたいつかお目見えすることもあるだろう。