公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

自分で考えられない人たち パート1

ファッション雑誌やネットのコラム、ブログなどにある、
【男性のファッションのここがダサい】
【理解できない女性のファッション】
などの、強迫観念を煽り立てる内容などは、気にするだけ無駄だと思っている。


あんなのはいかに自分を棚に上げるかが重要であり、いくらおのれがダサいファッションをしていても
好き放題言ったもの勝ちなのだ。


ゴブリンみたいな女性が言っているかもしれないし、浜辺美波が言っているかもしれないし、
浜辺美波が言っていたらぼくも素直に聞こうと思う。


ぼくは男なので男性目線で言わせてもらうと、女性が男性のファッションを評価する際、枕詞のように
【女性は流行に敏感なので】という一文が付け加えられることが多い。


流行に敏感なことと、異性のファッションに口出しすることは何一つ関係がない。


【流行に敏感=オシャレ】では決してないし、
【流行に敏感=自分で考えられないアホ】とも言える。


昨年くらいから、ブーツカットのパンツが流行るだろうと言われ続けているが、なかなか兆しはない。


今年こそはとアパレル業界も思っているらしく、各社ブーツカットのアイテムを多くリリースしており、
街行く女性にも履いている人を見かける。


言葉は何を言うかより誰が言うかが重要なのであって、思考停止して何のこだわりもなく
流行のアイテムを選んでいるようなやつらに、服装についてとやかく言われたくないのが本音だ。


ぼくは他人の意見など一切気にすることなく好きなものを選んでおり、絶対の自信があるが、
自信の有無に関係なくイラっとするときはある。


数年前、気円斬みたいにツバの大きいハットが流行ったことがあり、男女問わず被っていたが、
着こなしている人間をひとりも見たことがなかった。


あんなの本気でいいと思っていたのだろうか。
流行ってなかったら彼ら彼女らが身に着けることは確実になかっただろう。


また、昨年くらいからタイダイ染めのカットソーも推されはじめているので、今年あたり
特にメンズで着ている人が増えると思う。


人が洋服に求める要素は様々なので、流行りの洋服に身を包むことも各々の自由だ。
流行のファッションをすることを否定しているのではなく、流されてボーっと生きているくせに
自分でアイテムを選んだつもりになって、他人の服装にケチをつけるやつに腹が立つのだ。


そういうやつは根っこでは自分の審美眼に自信がないため、他人のこだわりを貶すことで相対的に
下を作ったつもりになり己を保つのだ。


昔、『男のアクセサリーはなくても成立するのに、わざわざ身に着けてスベっている人が多い』と
言っている女性に遭遇したことがあるが、それならアクセサリーなんて男女問わずなくてもいいだろうが。
女性にアクセサリーが必要で、男性に不要な理由を納得できるように述べてみろ。


とは言うものの、納得できるように説明することはできないだろうし、ぼくも納得しないだろう。
ファッションの好みは感覚的なもので、理論立てて説明できるものではない。


各々のこだわりは否定したり意見したりするだけ無駄なのであって、好きで身に着けているものを
【流行に敏感だから】という薄っぺらいバックボーンで否定するのはおかしい。


余程ダサかったりTPOに即していなかったり不潔だったりというのなら意見をしたくなるだろうが、
それ意外であれば放っておくことだ。


エキサイトしてきたので次回はぼくが考える、女性の理解できないファッションについて書く。