公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

悪そうじゃないけど大体友達

ヤリマンについては自分の生活領域を侵犯しなければ、好き勝手に存在してくれればいいと思っている。
ぼくがヤリマンのことがそんなに好きではないのは、ヤリマンと言いつつやらせてくれないからだ。
真のヤリマンなら、触れるもの皆セックスするような気概を見せてみろよ。


少し前、インターネットの一部界隈で話題となっていたテーマがある。

note.com

どういった内容であるか、上記のnoteから一部引用する。

なかなか第2子を妊娠できず不妊治療を進めていた女性が、たまたま不倫したタイミングで妊娠が発覚してしまい、夫に全てを話すか悩んだが全てを秘匿して生きていくことを決意したーーというものである。

詳しく知りたい人は、漫画へのリンクを貼っておくので参照いただきたい。

select.mamastar.jp

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前後編に分けて長ったらしく描いているものの、要は「私は悪くない」と言いたい内容だった。
しおらしく罪を認めているように見えるが、その実は不貞行為に走った私の事情を忖度してほしいという意図が丸見えである。
そもそも、心の底から自分が悪いと思っているのなら旦那の欠点を書く必要などないわけで、こいつが不貞行為をした事実のみを淡々と描写すればいいのだ。
結果的に女性の大好きな「共感」狙いになっていて、「旦那に愛情を感じられないのなら一夜の過ちくらい仕方がない」としたいのが見え見えだ。


こいつの姑息なところは、二重三重に防壁を張っているところだ。
まずは、旦那への不満をあげつらって、子供が欲しいのに旦那を異性として見られなくなったジレンマを描写する。
おそらく同じ悩みを抱えている奥様方は多いと思うので、この時点で同情気味になる人もいるだろう。
そして、元カレと生でやった5日後に旦那とセックスをしたことを後半で明かす。
これにより旦那の種なのか元カレの種なのか分からないので、一見すると托卵ではないような空気を醸している。
そして最後に、旦那への裏切り行為を明かさずに墓場まで持っていく決意、今後は贖罪の気持ちを忘れずに旦那へ尽くしていく決意を綴っている。


とりあえず、誰の子種であろうがこいつが不貞行為をした事実は変わりない。
不倫の罪を托卵の罪で上書きしているようにも見える。
また、托卵というヘビー級の爆弾を隠す決意をしたことを爽やかに描いているのも腹が立つ。
自分のしたことの重大さに気が付いていないし、バレなけりゃ何をしてもいいと思っているのだろうか。
旦那のため、子供のために隠し通す決意をしているものの、言い訳に家族を使っているところも最高に見苦しい。
我が身かわいさに家族を盾にするようなやつが、償いを忘れずに生きていくなんて謙虚なことができるわけないだろうに。
自分一人で抱えていく決意をした割には体験談を投稿しているし、ちょろちょろ気持ちが漏れている。
こいつは日々、旦那に似なくなっていく子供を見て正気が保てるだろうか。
何より、妊娠しづらい体質だから避妊具は使わなかったと中学生みたいなことを言っているわけで、背徳感にまみれた元カレとの気持ちのいいセックスをしっかり楽しんでいるわけだ。
「一線を越えてしまいました」じゃねえよ、今井絵理子みたいなこと言うな。


とにかく吐き気をもよおすくらいの邪悪である。
自分が邪悪であると気が付いておらず、前向きな選択をしたと思っているのがどうしようもなく救いがない。
この罪は墓場まで持っていくと言っているが、このクソ女の行くところは墓場ではなくて地獄だ。
この世の全ての罵詈雑言を浴びながら死んでいってほしいと思う。
実際に他人の身体に傷をつけるような、分かりやすい加害行為だけが咎められるのではない。
ぼくの知人には奥さんの托卵が発覚して離婚をし、心が病んでしまった人がいる。
托卵は女性にしかできないれっきとした裏切り行為であり、「魂の殺人」なのだ。
誰の子供であろうとこの女が腹を痛めた事実は変わりないので、一仕事終えた充実感から罪の意識が希薄になっていると思われる。
大多数のまともな女性にも失礼な話だ。
江戸時代の罪人のように顔に入れ墨でも入れてほしい。


また、この漫画が貼ってあったサイトには旦那が不倫した妻の体験談も書かれており、当然ながら基本的には制裁を喰らっていた。
托卵女のように旦那側の不倫にも事情があったかもしれないじゃないか。
男性の不倫は性欲まみれの万死に値する行為で、女性の不倫は止むに止まれなかった仕方のない行為、ともすれば托卵女の話のように美談扱いされかねないのが納得いかない。
理由はどうあれ裏切られて傷ついた人がいるのなら、性別関係なく平等に糾弾されるべきだ。


ついでにサイトを巡回してみたけど、自分がどれだけかわいそうで苦労していてモヤモヤしているか知ってほしい人たちがたくさんいるという印象だった。
旦那・義実家・両親・兄弟姉妹・通りすがりの無神経な人たちなど、自分の思う通りの行動をしてくれないすべての人間に牙を剥いている。
明らかに生活に害を成しているようなものは一刻も早く取り除けばいいが、それ以外のことでそんなにカリカリする必要ありますかね。
確かにお前は正しいのかもしれんし間違ってないのかもしれん。
だけど、それをいちいち発信して共感を求めて認めてもらう必要ってあんのだろうか。
別に自分の全てが否定されたわけでもなし、人生なんて思い通りにいかず、モヤモヤすることなんて生きてりゃいくらでもあるんだから。
Twitterで日々、家事育児の愚痴を呟いてるようなアカウントを見てると、こいつ他人にマウント取られた体験談がやけに多いなあと疑いの目を向けてしまう。
まあカリカリしたことを発散しすぎるのも問題だぜと言ってしまっては、ぼく自身にもブーメランが返ってきてしまうのでこれくらいにしておく。


メンタルがクソザコなぼくからすれば、托卵女の責任転嫁能力と自分の罪から目を背ける圧倒的防御力は見習いたいところでもある。
とりあえず、両親の不貞行為が発覚してショックがより大きいのは、子供の立場から言うと母親のほうだと思う。
もちろん父親が浮気をしていいということではないが、「火遊び」なんてお茶を濁した言い方をしてないで、「毒を食らわば皿まで、挿入したら最後まで」の精神でいけばいいんじゃないでしょうか。