公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

恋に救心は効かない

今回の渡部不倫騒動を受け、不貞行為をする男性に対して風当たりがキツくなっている。
「魅力的な人間に出会うのは仕方がないとして、それを理性で抑え込んでこその人間」という意見をどこかの女性が言っていた。
既婚だろうが彼女がいようが、自分にとって魅力的な人との出会いは避けられない。
そこでパートナーを裏切らない行動に出るか、本能のままに引き寄せられるかとなるわけだ。
確かに男性は下半身でモノを考えていると言われても仕方がないが、正直なところ女性には言われたくないなと思っている面もある。


女性って、「ドキドキするかどうか」でパートナーを選ぶフシがあるでしょう。
あれって間抜けだなあって思う。
いくら女癖が悪くても、金遣いが荒くても、暴力振るってきても、「一緒にいてドキドキする」という免罪符さえあれば何でも許せるらしい。
彼氏に浮気されたって愚痴ってる女性いるけど、そいつを選んだのは自分なのでね。
自分の見る目がないことを周囲に喧伝しているだけである。
昔、ある女性タレントが旦那の不倫が原因で離婚して、テレビ番組で出演者に言われていたことがある。
「浮気も不倫もしない男性はいるけど、あなたがその男性を選ぶことはない」
全くその通りだと思った。


よく、女性誌やネットのコラムなんかで、【誠実な男性の見分け方☆】だの【男子が本命女子にしかしない行動♪】だの頭の悪い内容があるが、あんなのも本当に無駄だと思う。
誠実な男性の特徴にひとつも該当しなくても、本命女子に対する行動を全くとられなくても、やつらは「ドキドキ」すれば万事よしなのだ。
どう見てもチンピラで、道に唾は吐くはタバコは捨てるわ、小動物は蹴りまくるわって男で、どれだけ周りが反対しても「ドキドキ」すれば全て許せるのだ。
いいところを見つけようというポジティブさには関心するが、ドキドキフィルターを通して男性を見ているため、まさに恋は盲目という状態がふさわしい。
彼女らが言う「結構いいところもあるんだよ」というのは、文字の読み書きができるとか2桁の暗算ができるといった程度のもので、うんこがちょっとマシなニオイのうんこになるくらいの修正しか見込めない。
女性は生物学的に強いオスの遺伝子を求めるだろうから、分かりやすく強い遺伝子に魅かれるのは分かる。
いきなり女性の顔面を殴って、次の瞬間には優しくできるような男性がモテるのだろう。
そんなのはただの情緒不安定なだけだと思うが。


男性の不貞行為は理性で抑えられるだろうと言うなら、危険な男性に魅かれる下半身頼みの感情も理性で抑えてみせろよ。
刺激が欲しかったらスラム街をおっぱい丸出しで歩けばいい。
悪いけど、女性もよっぽど本能に忠実で下半身に支配された生き方をしていると思う。
以前読んだ【ドリアン・グレイの肖像】というフランス文学にこんな一文があった。

「残念ながら女というものは残酷さ。ストレートな残酷さをありがたがるものだよ。すばらしく原始的な本能があるんだな。我々が解放してやったのに、女たちはいまだに何も変わらず主人を探している奴隷なのだ。女は支配されるのが好きなんだ」

このセリフはフィクションのものだとしても、ドキドキを求める思考や渡部の件を鑑みると、女性ってドMなんじゃないだろうか。
自分を大切にせず、自ら雑に扱われたがっているとしか思えない。
現世で酷い男に巡り合って徳を積むと、来世ではいい男とご縁があるのだろうか。来世はペリカンかもしれないのに。


あと、「私にだけ優しい男がいい」とか言う女性いるけど、そいつがお前に優しいのは最初だけだ。
デアゴスティーニみたいに、最後の方はよく分からんパーツをぼったくりみたいな値段で買わされることになる。
本当に優しい人間は老若男女誰にでも優しいし、その男性にとってお前なんか特別でもなんでもない。
優しいだけだと物足りないとか言いつつ、どう見ても地雷原に自分から突っ込んで行って負傷して文句をたれるって、女性の人生はマッチポンプみたいだ。