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今日はどうでもいい豆知識として、ニュースでよく見聞きする用語の解説をしようと思う。
第一回(最終回)のテーマは、【"わいせつな行為"と"みだらな行為"】の違いについてだ。


news.livedoor.com

ぼくが解説するよりとりあえずここを見てもらったほうが早い。
端的に言うと、チンコを入れたかどうかの違いらしい。
入れていなかったら"わいせつ"、入れていたら"みだら"と報道されるらしい。
確かに、「猥褻」と「淫ら」では字面から感じるエロさが段違いだ。
「猥褻」は画数が多くて、ちょっと知的な印象さえ伺える。


www.uhb.jp

最近ニュースで聞くようになった単語に、「いかがわしい行為」がある。
前々からあったのだろうが、いかがわしい行為にご縁があるのかちょくちょく耳にする機会が増えている。
耳慣れない言葉だったので、気になって調べてみた。

www.excite.co.jp

このソースによると、いかがわしい行為とは「わいせつの一歩手前の状態」なのだそうだ。
猥褻の一歩手前って何だろう?
わいせつな行為とはセックスを含まない性的な行為だから、キスやペッティングなんかはわいせつな行為に該当するのだろう。
その一歩手前って、どういう状態を指すのだろうか。
身体に触れた時点でわいせつな行為と認定されるわけだから、身体的接触を伴わない性的な行為ということになる。


「あなた、女性が未成年だと知って、ホテルに行ったわけですね」

「はい…」

「じゃあホテルでどんなことしたのか、詳しく教えてください」

「ぼくに向かって、いやらしい言葉を投げかけて欲しいとお願いしました」

「どんな言葉ですか?」

「『ブタのくせに二本足で立ってんじゃないよ、余計なものまで勃てやがって』です」

「女性の身体に触ったり、女性に身体を触ってもらったりしましたか?」

「してません…」

「はい、ではあなたが今回女性にしたことは"いかがわしい行為"ということになりますね」


みたいなやりとりが取り調べ室でされているのだろうか。
他にも調べてみたが、下品な行為全般を指すとか、確定ではないが怪しい行為であるとか、いまいち要領を得ない。
更には「性的な行為」と報道されることもあり、もはやわけがわからない。
挿入の有無で言葉が変わるのは条例や刑法の観点から何となく納得できるが、猥褻の一歩手前とか言われるともうさっぱりだ。
曖昧な言葉を使うと犯罪の概要がぼやける気がするが、性犯罪ともなると内容がセンシティブなので、あえてややこしくしているのだろうか。


ところで、チンコが入ったらみだらな行為になるということは、レズ同士のセックスはどこまで行ってもわいせつな行為止まりなのだろうか。
チンコがないのだから、定義に該当する行為ができないわけだ。
また、チンコが入った場所は問わないのだろうか。
つまり、アナルセックスをした場合は、「みだら」になるのか「わいせつ」なのかどちらなのだろうかということだ。
もしもアナルもカウントされるとしたら、ホモ同士のセックスはみだらな行為になるので、性行為の最上級がわいせつな行為であるレズとは格差が生じてしまう。
でも、本番可の風俗だと聞いて行ったら実はアナルでしたというのは騙された感じがするので、尻の穴はわいせつな行為に含まないほうがいいと思う。