公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

日本全国の井田さんへ

5/28(木)


事情があって国保に加入しているのだが、昨年度分の減免手続きをしてきた。
ところで、この金額は数か月分の合算なのか、ひと月分なのか非常に気になる。
もしもこれがひと月分だった場合、確実に生活していけない自信がある。
国保は強制加入の保険なため、社保に入るか誰かの扶養にならないと脱退できない。
保険証なんてここ10年で5回も使っていないので返したいのだが、強制的に入らせといて法外な値段を取り立てるとか非常にタチが悪い。
コロナでビビッていたので加入に行ったのは失敗だった。
奥さんと子供が3人いる友人よりも保険料が高いのはおかしいので、おそらく合算した金額だと思うが、一応明日にでも役所に確認に行く。
もしひと月分と言われたら、「コロナ」という単語を出さずにごねてくる予定。


午前中が休みなので役所に行った後、眼鏡屋に行く。
先週末に買ったフランス製ヴィンテージの眼鏡にレンズを入れてもらうのだ。
カッコよすぎるため、写真を撮って自慢しようと思ったが、あまりに撮影技術が未熟すぎて腹が立ってきた。
店員のお兄さんと眼鏡の話で盛り上がる。
60年代くらいから、フランスの眼鏡は【どっかのブランド】がそれぞれ作っているため資料が残っているようだ。
しかし、それ以前の眼鏡は各々の職人が個人で作っているため資料がほとんどなく、品物自体が生き字引のような扱いを受けているらしい。
ぼくが購入したフレームもべらぼうに高かったため、資料的価値込みなのだと思う。
「良いものも悪いものも取る場所は同じなのだから、どうせなら良いものを買っといたほうがいい」とある人に教えてもらったのだが、その通りである。


今週くらいから本格的に暑くなってきたので、街ゆく人々も薄着である。
ぼくが高校生くらいの頃は、女子高生たちはシャツの下に直でブラジャーだったと思うが、最近の彼女たちは間にキャミソールを重ねているのでつまらない。
さすがにキャミソールにはリビドーを感じない。
その昔、爆乳の同級生がオレンジ色の派手なブラジャーをシャツから透けさせていたのを覚えている。
自分の得意技を徹底的に磨き上げ、一撃必殺の技にまで昇華させる新選組のような戦法である。
同級生のブラジャーを楽しめる環境にありながら、当時の自分は何を安穏と過ごしていたのだろうか。
高校を卒業しないと女子高生の良さは分からないし、大学を卒業しないと女子大生の良さは分からない。
今は周囲にOLがいない環境なので、同僚女性のありがたみを痛いほど感じている。
失ってみて初めて、そのものの価値を認識するというのはやはり間抜けな話だ。


昼ご飯は友人と中華ランチに行く。
友人でありぼくの雇い主であるため、昼ご飯等は福利厚生の一環だと言い毎回おごってもらっている。
食べ物をくれる人は基本的にいい人である。
同級生におごってもらうことには何の抵抗もない。
そのへんに妙なプライドを持っていては働けないし、何より厚意でやってくれていることにいちいち意味を求めるのは無粋だ。
ぼくもたまにはおかしとかを差し入れしているので、まあよしとする。
「無粋だ」と打ち込んで変換したら「ブス井田」になった。
井田さんごめんなさい。