公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

最後ちょっとイライラした

男性向けの恋愛漫画は大体付き合うまでがゴールである。
ヒロインと結ばれて、最終回は数年後の結婚式だったりする。
男性脳は付き合うのが目的であって、それまでの過程を楽しむのがメインディッシュだからだ。
女性向けの恋愛漫画だと付き合った後も、子供の頃転校した彼氏の幼馴染(巨乳)と再会したり、いつも優しくヒロインのことを見守ってくれていた人畜無害そうな男友達が気持ちを向けてきたりする。
ママレード・ボーイってそんな話じゃなかったっけ?


mangacross.jp

【僕の心のヤバイやつ】は好きな漫画で更新を楽しみにしているが、山田(ヒロイン)の好感度が完全に市川(主人公)に向いてしまったので面白くないという人もいる。
つまらないと感じている人は、両想いになるまでを楽しんでいるわけで、手に入ってしまえば熱が冷めてしまうのだ。
釣った魚に餌をやらない男性が多いことや、男性がなぜ不貞行為をするのかという問題は、このへんに帰結する。


浮気や不倫を繰り返す男性に対して「風俗に行け」という意見があるが、それは全くの的外れである。
風俗で解消されるのは性欲のみであって、狩猟本能が満たされるわけではない。
男性は金玉に従って不倫をしていると思われがちだろうが(事実そうなのだが)、マンモスを狩っていた太古のDNAが現代に目覚めている場合もあるのだ。
狩人にとっては手に入れるのが困難な獲物であればあるほど燃える。
自分に対する好感度が最悪な相手を落としてセックスするのはものすごく気持ちがいいと松ちゃんが言っていた。
お金を払えばセックスができる風俗では狩人としてのやりがいは満たされない。


mezashiquick.hatenablog.jp

前もこんなことを書いたが、旦那との没交渉で悩んでいる奥さんはいっそのこと自分が浮気すればいいのだ。
奥さんが他人から求められていると知ることで、旦那は奥さんの外部的な価値を知るようになると思う。
元々は奥さんを狩猟本能に従って落としたいと旦那が思ったから今があるわけで、しなびた本能を呼び覚ますためには自分が魅力的な獲物であることを再認識させるしかない。
スタミナのつく料理を作るとか、紐みたいな下着を履くとかでは根本的な解決にはならない。
落とした獲物がいくら甲斐甲斐しくしてくれたところで、男性はそれを当然と思っているフシがあるので、感謝には結びついてもチンコには響かない。
あくまでも客観的に奥さんの価値を証明してくれる何かが必要なのであり、間男の存在は最適だ。
自分が狩った獲物が逃げ出すことで、獲物の言動に一喜一憂していたあの頃を思い出させ、また狩猟本能を奥さん自身に向けるのだ。


ぼくは浮気や不倫は反対派なので、不貞行為をする人の気持ちは分からない。
浮気や不倫関係とはハンモックのようなもので、たまに乗るのは楽しいが留まっていたいほどの居心地の良さはないと誰かが言っていた。
不倫相手が自分に優しくしてくれるのはあくまでも自分の居心地を良くするためであって、突き詰めれば相手に向けた優しさではない。
しかし、そうやって人の気持ちを顧みず、平気で不貞行為をするようなやつがモテるのもまた事実である。
女性は明らかなチンピラで不誠実そうな男性であっても「一緒にいてドキドキする」などと評価するが、結局女性が好きなのは【自分だけに一途なヤリチン】という矛盾した存在であり、男性のみならず女性も大概は下半身でモノを考えていると思う。
真面目なことはデフォルトで備わっているべきで、求められたらサッと出せるようにしておく必要があり、わざわざ評価される項目ではないのだろう。
どいつもこいつも腐っている。