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池袋ウエストゲートパークの思い出 最終回

mezashiquick.hatenablog.jp

1. ドラマのその後

本放送終了から3年後、池袋ウエストゲートパークスペシャルドラマが放送された。
原作の【骨音】と【東口ラーメンライン】をベースにした【スープの回】という話で、ふたつの事件が同時進行する内容になっている。
出来はちょっといまいちで原作の方が面白かったのだが、ドラマの面々が再び見られるだけでも価値のあることだった。


渡辺謙小雪は出演していなかったのだが、後で知ったところによるとラストサムライの撮影と被っていたらしい。
改めて、出演者が本当に豪華だったんだなと実感する。
本編には、同じく宮藤官九郎脚本で最終回を迎えたばかりの木更津キャッツアイも登場しており、ファンサービスもバッチリだった。


ドラマを振り返ると、とにかくキャストが完璧だったと言わざるを得ない。
主要人物の性格や設定はことごとく原作とは違うので、原作から入った人は違和感があるかもしれない。
でも、特にマコトとタカシに関しては長瀬智也窪塚洋介しか考えられないほど役にハマっていた。
いつか、ぼくらが見ていた名作ドラマがリメイクされるときがくると思う。
古畑任三郎とか金田一少年の事件簿とか月9ドラマとか、それを見て育った人らの手によってリバイバルされることだろう。
だが、マコトもタカシもあのふたりでないと納得できないと思う。
多感な時期に見ただけに、思い出補正と新しいものを受け入れにくいというのはあるかもしれないが。
そういえばGTOがリメイクされたとき、EXILEの小汚い人が主演だったので、鬼塚も清潔感と品位に欠ける感じだった。
ハリウッド版ドラゴンボールが酷すぎて今までのドラゴンボールが再評価されたように、反町版GTOってやっぱりいいキャスティングだったんだなと思う。
何でEXILE一味は全員、例外なく不潔な感じがするのだろうか。

2. アニメになるらしい

ぼくは舞台となった池袋にも西口公園にも行ったことがない。
どちらかと言えばお上品な人間なので、ああいう粗雑な街はフィクションとして楽しむに限ると思っている。
また、少し前にニュースで見たのだが、池袋は再開発が進み、ウエストゲートパークこと西口公園はなくなる予定らしい。
先ほどリメイクの話をしておいて何だが、西口公園がないということは撮影ができないのでリメイクも無理なのだろうか。


実写のリメイクが無理ならばということでもないだろうが、池袋ウエストゲートパークは今年の夏くらいにアニメ化することが決まっている。
キャラクターの性格を原作とドラマどちら準拠にするのか、どの話をアニメにするかとかは不明だが、非常に楽しみにしている。
恐らくだが、タカシを担当する声優がスカした感じの声なので、設定は原作準拠になると思われる。
コロナウイルスの影響でテレビの収録ができず、ドラマを再放送する局が多いらしいが、池袋ウエストゲートパークは出演者から逮捕者が出ているため、再放送もできないだろう。羽賀研二とかブラザー・コーンとか)
池袋ウエストゲートパークと同じく、宮藤官九郎脚本であった木更津キャッツアイは2度も映画化されているにも関わらず、このドラマはその後の展開がいまいち少ないので寂しい。
名作であるにも関わらず、諸般の事情で再度脚光を浴びにくいドラマであるため、アニメ化することで新しい風を吹き込んでくれることを期待している。
せっかくだから、ドラマ化していないエピソードをアニメにしてもらえると嬉しい。

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3. どうでもいいけど

ドラマ放送時の2000年、世間では厚底ブーツが流行しており、登場人物のギャルたちも厚底の靴を履いていた。
当時から気品もエロさも感じない馬鹿みたいな靴だなと思って見ていたのだが、昨年くらいから厚底のスニーカーがブームになっているので、20年経っても馬鹿の輪廻は断たれることなく巡っている。
というか2000年が20年前ってヤバい。