公共の秘密基地

好きなものも嫌いなものもたくさんある

列に並んではめ外す

電車の乗車位置の床に、『二列でお並びください』と書いているのに一列で並んでいるやつはどうしようもない。


ホームの混雑緩和のためにも二列で並ぶのが理に叶っているのに思考停止しているアホがとにかく多い。


最初に並んでいる人がいて、その人の横に並んで二列目を生成するのが文明人としての作法である。


しかし原始のやつらは自分が二列目のパイオニアになるのが嫌なのか、何も考えてないのか、最初の人の後ろに陣取るのだ。


そうなると二人で縦一列を構成することになり、三人目が二列目を作ろうと一人目の隣に並ぼうとしても、二人目のアホに遠慮してしまい、結局二人目の後ろに並んで三人の縦一列ができるのだ。


こうなると破天荒な四人目が来てくれない限り二列目を作ることはほぼ不可能なので、乗車口に一列で並んでホームを混雑させる原因になるのだ。


三人目がお構いなしに一人目の隣に立って二列目を作ってくれると挽回もできるが、そこまで求めるのも酷だろう。


また、二列目を作るのはいいが、一人目の隣ではなく斜め後ろに並ぶわけの分からん二人目もいる。


一人目の横が空白になっていてなんか気持ち悪いし、そもそも何で詰めて並ばんのかものすごく気になる。


ぼくは積極的に二列目の礎になるほうだが、それでも一列目の構成が三人までが限度であり、四人だと躊躇してしまい二列目に踏み出せない自分がいる。


とにかく二人目がアホであり、何で一人目の後ろに並ぶのか理解ができない。


乗車位置の近くに障害物があるとかで物理的に並びにくいのなら仕方ないが、ロケーションのいい場所でも二列目を作らず、一人目の後ろに並ぶやつがいる。


以前、目的の電車が遅延していたのでホームに人が多かったのだが、ある箇所だけやたらと混雑しており、案の定一列で並んでいる間抜けのエリアだった。


その列だけ反対側の乗車口まで人が到達しており、駅員さんが呼びかけてようやく二列になっていた。


あの混雑の原因はすべて二人目にあるのだが、そのへんどう考えてるのか問い詰めてもたぶん何も考えてないだろう。


自分の後ろに列ができていることに気付き、横にずれて二列目を作った二人目を見たことがあるが、まさに原始人から文明人に進化した瞬間であった。